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    婚外恋愛とはどういう意味?不倫や浮気との違い、バレた際のリスクや対策も

    婚外恋愛とはどういう意味?不倫や浮気との違い、バレた際のリスクや対策も

    最近では、SNSや既婚者マッチングサービスなどで知り合った相手との関係を深め、「婚外恋愛」に発展してしまうケースが増えています。この「婚外恋愛」は、既婚者がパートナー以外の相手と恋愛関係になってしまうことです。

    ただ、パートナーや家族、周囲の人たちに婚外恋愛がバレてしまった場合、離婚や慰謝料請求などの大きなトラブルにつながるリスクがあります。いわゆる「不倫」となってしまい、パートナーや家族、お金や社会的地位などのすべてを失うかもしれません。

    このようなことから、もし「婚外恋愛」に発展しそう、あるいは発展してしまっている場合には、改めて「何を優先すべきなのか」や「今後、どう行動すべきか」を考える必要があります。

    この記事では、婚外恋愛の意味について、不倫や浮気との違い、バレた際のリスクや対策も交えて解説します。

    婚外恋愛とは、既婚者がパートナー以外の相手と恋愛すること

    「婚外恋愛」とは、既婚者がパートナー以外の相手と恋愛することであり、結婚生活のマンネリや夫婦仲のすれ違いなどの要因から始まります。

    婚外恋愛では結婚関係にあるパートナーがいる身で別の人と恋愛関係を築くため、世間からはネガティブな印象に見られやすい傾向にあります。また、肉体関係に発展してしまった場合には、「不倫」と認定されてしまうため、離婚や慰謝料請求などの法的なトラブルに発展するかもしれません。

    もし、結婚生活に不満があるなら、まずはパートナー間での問題を解決するほうが適切です。婚外恋愛に踏み出す前に、自分や周囲への影響を考慮する必要があります。

    婚外恋愛は1つ間違えれば、当事者間だけでなく、パートナーや家族、親戚などの未来まで壊しかねない行為であるため、慎重に考えてから行動することが大切です。

    婚外恋愛と不倫、浮気との違いは?

    「婚外恋愛」という言葉は、すでにパートナーがいる人が別の相手と恋愛感情を交わす行為を幅広く指します。そのため、「不倫」や「浮気」という言葉とは、その意味の範囲が異なっています。

    この点を正しく理解しないと、自分の行動がどこまで危険な領域なのかを見誤ってしまうかもしれません。

    ここでは、婚外恋愛と不倫、浮気の違いについて、解説します。

    婚外恋愛は広い意味で使われる傾向にある

    「婚外恋愛」は既婚者同士だけでなく、当事者のどちらかが既婚であれば成立する言葉として認識されています。意味の中には肉体関係の有無を含んでいないため、当事者間で恋愛関係の認識があれば婚外恋愛に該当する場合が多いです。

    日本においては、婚外恋愛は「不倫」や「浮気」と同様に、ネガティブなイメージを持たれる傾向にあります。時には正しい意味で理解していなくても、婚外恋愛というだけで周囲から嫌悪感を向けられる可能性もあるため、その点は認識しておくべきでしょう。

    婚外恋愛で肉体関係にあれば「不倫」となる

    法律面から見ると、既婚者がパートナー以外の相手と肉体関係を持つと「不貞行為」とみなされ、「不倫」の認定を受ける可能性が高いでしょう。また、不倫は直接的に性的な関係になかった場合でも認定されるケースがあります。

    過去の裁判例にも上記のように不倫を判定したものもあるため、婚外恋愛を甘く考えることは危険といえるでしょう。

    「浮気」は未婚・既婚を問わない

    「浮気」は交際相手がいる人が別の相手と親密になる行為全般を指しており、未婚であってもパートナーがいれば「浮気」と捉えられます。

    ただ、根本的な問題は婚外恋愛や不倫と同様に「他者を裏切る行為」であることに変わりありません。どのような形であれ、裏切られた側の苦痛や不信感は大きいため、トラブルを避けるためには慎重な行動が求められます。

    婚外恋愛がバレた際のリスクとは?

    婚外恋愛は一時的な幸福感を得られるかもしれませんが、その代償として大きなリスクをともないます。バレることで離婚や社会的信用の喪失など、取り返しのつかない結果を招くかもしれません。

    婚外恋愛に関わりがある状態であれば、まずはそのリスクを正しく理解し、そのうえで周囲の人々をトラブルに巻き込まないための選択が大切です。

    ここでは、婚外恋愛がバレた際のリスクについて、以下の7点を解説します。

    1. 離婚に発展する
    2. 慰謝料請求を受ける
    3. 家族と会えなくなる
    4. 社会的な地位を失う
    5. 婚外恋愛の相手との関係性が破綻する
    6. 職を失ったり、左遷されたりする
    7. 子どもの親権問題が発展する

    ①離婚に発展する

    婚外恋愛に肉体関係がともなうと、不倫として離婚を求められるかもしれません。パートナーから問い詰められて関係を認めた場合、話し合いで解決できず、協議離婚や裁判へ進むケースもあります。

    法的な紛争に発展してしまった場合には、パートナーや家族、親族も巻き込んだ泥沼状態に発展することが多く、一度離婚が議題に上がれば関係修復は難しく、精神的負担も大きくなることでしょう。

    ②慰謝料請求を受ける

    不倫が法律上の問題として扱われると、パートナーや家族から慰謝料請求を求められることがあります。

    慰謝料請求は婚外恋愛の期間や関係性の度合い、家庭の状況などを踏まえて、場合によっては数百万円に及ぶケースも存在します。協議が決裂すれば裁判へ進む可能性もあり、長期にわたって金銭的・精神的なストレスを抱えるかもしれません。

    ③家族と会えなくなる

    離婚後に親権を手放すと、子どもとの面会が制限されたり、まったく会えなくなったりする可能性があります。とくに、子どもが幼い場合、相手側の家庭で育てられるようになると子どもの行事や成長に立ち会えず、親としての実感を得にくくなる場合があります。

    親族から非難されて孤立を深める人もいるため、一度関係が壊れだすと取り戻すのは容易ではありません。

    ④社会的な地位を失う

    婚外恋愛の事実が周囲へ広がると、友人関係や職場での評価が一気に下がる可能性があります。

    とくに、職場で婚外恋愛に発展してしまった場合には、減給や左遷を受けるリスクも否定できません。また、SNSで拡散されてしまうと、想像以上に広範囲で噂が広がるため、長期間にわたって社会的信用を回復できないケースもあります。

    ちょっとした行動が大きな騒動に発展する危険を認識しなければなりません。

    ⑤婚外恋愛の相手との関係性が破綻する

    一度、婚外恋愛が発覚すると、当事者同士の信頼関係にも亀裂が入ることがあります。片方が離婚を望んでいても、もう一方は家庭を壊す気がない場合など、温度差が生じるケースが代表的でしょう。

    責任を押し付け合ううちに関係が悪化し、結果的にどちらも大きな犠牲を払う末路を迎えることもめずらしくありません。

    ⑥職を失ったり、左遷されたりする

    会社の就業規則や風紀を重んじる社風によっては、婚外恋愛や不倫行為を重大な問題とみなす場合があります。このような職場であれば、婚外恋愛でバレてしまった場合、懲戒解雇や降格など重い処分を下されるかもしれません。

    懲戒解雇とまでいかなくとも居づらくなり、自主退職を選ばざるを得ないケースもあるでしょう。

    ⑦子どもの親権問題が発展する

    子どもがいる場合、離婚後の親権をどちらが持つかで争いが起きる可能性があります。とくに、幼い子どもをめぐる争いは悪化しやすく、話し合いがまとまらなければ調停や裁判で長期化することも考えられるでしょう。

    もし、パートナー側に親権が決まった場合に、子どもとの接触制限や禁止となる危険性もあるため慎重に話し合いをしなければなりません。

    婚外恋愛は案外多い!実際のエピソードを紹介

    婚外恋愛は珍しい話に聞こえるかもしれませんが、ネット上の相談サイトを見ると想像以上に多くの人が悩んでいることがわかります。ここを読まずにいると、実際どのような経緯やトラブルが起こりうるのか具体的に把握できないかもしれません。以下の実例を要約したうえで確認すると、婚外恋愛が身近で起こることだと実感できるはずです。

    近所で仲の良い友達と

    40代半ばの既婚女性が、近所で偶然知り合った同年代既婚男性と1年以上親しく交流し、メッセージや週末の散歩を重ねるうちに特別な存在と感じるようになりました。

    相手は大人の割り切った関係にも抵抗がなく、その言動から女性は期待と不安が入り混じって苦しんでしまいます。女性はパートナーや子どもを持つ立場であるため、罪悪感を抱えながら次の一歩に踏み出せず、関係を絶つか気持ちを隠して続けるか思い悩んでいる状況です。

    夫や家庭を捨てる決断もできず、先の見えない悩みに苛まれてしまいます。

    参考:Yahoo!知恵袋「大人の恋愛、婚外恋愛について。。。...」

    パートナーが若い女と

    結婚19年目の妻は会社員で、夫は家業の会社役員です。

    最近夫の帰宅が遅く、不自然なほど清潔な香りがするようになりました。問い詰めると「浮気ではなく婚外恋愛」と主張され、スマホ待受にも若い女性との写真が設定されていました。

    妻は夫が単に金づるにされているのではと感じつつも、婚外恋愛と浮気の違いがわからず、家族への影響や離婚・慰謝料の可能性を含めて悩んでいます。「そっとしておいて」という夫の要望に困惑し、本当に家庭に迷惑がかからないのか疑問を抱いています。

    夫は社長就任を間近に控え、自分の生活を優先する姿勢で妻の悩みに向き合いません。浮気と婚外恋愛の境界は曖昧で、妻は混乱しながら依然解決策を探しています

    参考:Yahoo!知恵袋「婚外恋愛ってなんでしょうか?...」

    婚外恋愛でのトラブルを防ぐための3つの方法

    婚外恋愛は刺激的に見えるかもしれませんが、同時に深刻なリスクがつきまとう行為です。そのリスクを理解せずに事を進めてしまうと、大きなトラブルを引き起こしてしまい、後悔の度合いが格段に大きくなるかもしれません。

    ここでは、婚外恋愛でのトラブルを防ぐための方法について、以下3点を解説します。

    1. 諦めて、今のパートナーや家族と向き合う
    2. 今のパートナーと別れる
    3. オープンマリッジを考える

    ①諦めて、今のパートナーや家族と向き合う

    婚外恋愛に気持ちが向かう背景には、パートナー間の関係性の冷え込みや生活のマンネリなどが原因であることが多いです。

    しかし、このような問題であれば、パートナー間で問題を話し合い、コミュニケーションを見直すことで改善の余地があるかもしれません。対話の糸口が見えにくいと感じるなら、第三者を交えたカウンセリングや家庭問題の専門家へ相談してみる方法もあります。

    時間と手間をかけてもう一度相手を理解すると、新たな発見や解決策が見つかるでしょう。

    ②今のパートナーと別れる

    今のパートナーへの愛情が薄れ、どうしても新しい恋愛に踏み出したいなら、離婚という選択肢も現実的です。法的にけじめをつけることで、堂々と別の相手と関係を築く道が開けるかもしれません。

    ただし、離婚には金銭的・時間的な負担がともなうため、軽い気持ちで決断すると後悔が大きくなる可能性があります。弁護士やカウンセラーなどの助言を得ながら慎重に進めると、スムーズな合意に近づきやすいでしょう。

    ③オープンマリッジを考える

    日本において「オープンマリッジ」という考え方が普及しています。このオープンマリッジとは、夫婦が別のパートナーとの関係をお互いに容認し合い、公に「婚外恋愛」を可能とするスタイルのことです。

    ただ、日本ではまだまだ浸透しているわけではないため、家族や周囲の理解を得るのは容易ではありません。また、何らかのきっかけで嫉妬心が高まり、価値観の違いが大きく表面化し、一気に関係が崩れるリスクも高いでしょう。

    婚外恋愛でバレないようにするための対策

    婚外恋愛はバレた際に、「不倫」と認定されてしまい、離婚や慰謝料請求などの大きなトラブルになるリスクが高い行為です。それでも婚外恋愛を続けるのであれば、バレないようにする対策が必須でしょう。

    最後に、婚外恋愛でバレないようにするための対策について、解説します。

    1. 会う頻度や連絡が多くならないようにする
    2. 人前でのコミュニケーションは避ける
    3. 離れた場所でデートする
    4. 周囲への相談を控える
    5. お互いのプライベートを優先する

    ①会う頻度や連絡が多くならないようにする

    連絡やデートの頻度が急激に増えると、パートナーや周囲の人たちに疑われやすくなります。また、スマートフォンの通知やSNSの履歴などの些細な痕跡から婚外恋愛が発覚するケースも少なくありません。

    このようなことからバレるリスクを抑えるためには、できる限り会う頻度や連絡を取らないようにすることが大切です。

    ②人前でのコミュニケーションは避ける

    職場や近所など、知人と顔を合わせる機会が多い場所で、婚外恋愛の相手と親密に接していると、些細なことがきっかけで一気に噂が広がるおそれがあります。たとえば、飲み会の帰りやランチタイムなどのちょっとした行動でも知人に目撃され、話が拡散されるケースも少なくありません。

    このようなことから、人前でのコミュニケーションは必要最小限に抑えておくことが大切です。もし、密なコミュニケーションを図りたい場合には、周囲の人たちと遭遇する可能性が少ない、個室居酒屋やカラオケ、ネットカフェなどの場所を選びましょう。

    ③離れた場所でデートする

    自宅周辺や職場の近くでデートすると、思わぬ場所で知り合いと遭遇するリスクがあります。

    知り合いと遭遇するリスクを控えるためにも、少し離れたカフェやレジャースポットを選ぶと良いでしょう。ただし、移動中の交通機関で偶然知人に会うケースも皆無ではない点はおさえておいてください。

    ④周囲への相談を控える

    友人や家族に悩みを打ち明けると、悪意がなくても情報が漏れる危険性があります。婚外恋愛を知った相談相手が、相手のパートナーや周囲に直接連絡を取ってしまう場合もあるためです。

    どうしても誰かに相談したいなら、お互いの面識が少ない友人や知人に助けを借りるほうが安全といえます。

    ⑤お互いのプライベートを優先する

    家庭や仕事をおろそかにしてまで一緒にいようとすると、普段の生活リズムが崩れて不審に思われやすくなります。とくに、パートナーや家族は細かな変化であっても、普段と違うことに気づいてしまう可能性もあるでしょう。

    このようなリスクもあるため、大前提として「お互いのプライベートを優先する」と肝に銘じておくことが大切です。

    まとめ|婚外恋愛は不倫になるリスクも!リスクを考えた適切な行動を

    この記事では、婚外恋愛の意味について、不倫や浮気との違い、バレた際のリスクや対策も交えて解説しました。

    婚外恋愛はパートナー以外の相手と恋愛感情を交わす行為であり、不倫と認定されれば離婚や慰謝料請求をはじめとした深刻な問題に発展します。とくに、子どもがいる場合には、家庭が壊れてしまうダメージは自分やパートナーだけでなく、子どもの未来も奪ってしまいかねません。

    このようなことから、自分ひとりだけでなくパートナーや子ども、また相手の家族の未来まで影響する行為と理解し、慎重に今後のアクションを決断するようにしましょう。