セックスレスで辛いと悩むあなたへ。夫が拒否する理由と解消するための7つのポイント

夫婦間でセックスが途絶えてしまう原因は、仕事の忙しさやコミュニケーション不足、加齢による体力の低下など多岐にわたります。こうした要因を放置したままにしていると、精神的な孤独感や相手への不信感が募り、夫婦の絆が大きく揺らぐトラブルへと発展するかもしれません。
このような事態を避けるためにも、まずは現状を見つめ直し、夫との間でしっかり話し合う機会をつくることが大切です。そのうえで、互いの疲れや悩みに寄り添いながら生活習慣や考え方を少しずつ変えていけば、セックスレスの問題を解消する一歩につながります。
この記事では、セックスレスで辛いと悩むあなたに向けて、夫が拒否する理由や解消するための7つのポイントを紹介します。
夫にあなたの気持ちをぶつけることが大切!
セックスレスに直面している際には、相手の反応が怖くて話し合いができない人も少なくありません。
しかし、何も言わないままではお互いの気持ちや考えが理解できず、セックスレスの問題は長引くばかりです。遠慮や我慢を積み重ねると、いつしか夫婦関係全体に大きな亀裂が生まれかねません。
このようなことを避けるためにも、勇気を出してあなた自身の気持ちを夫にぶつけてみることが大切です。気持ちをぶつけることで、相手のストレスや悩みを初めて知るきっかけにもなります。
ただ、話し合いの際は、できるだけ冷静に気持ちを整理して、相手を責めずに本音を打ち明けるようにしましょう。相手を責め立てるような言い方をしてしまうと、より溝を深めてしまう原因にもなってしまいます。
夫がセックスを拒否する理由
夫がセックスを拒否するのには、さまざまな背景や心理があります。
このような背景や心理を理解せずに、放置してしまったり、無理に行動してしまったりすると、二人の気持ちがすれ違ったまま悪循環に陥る可能性が高いでしょう。また、原因をきちんと理解しないまま責めたり落ち込んだりすると、夫婦間の溝がさらに深まるかもしれません。
ここでは、夫がセックスを拒否する理由について、以下の7点を解説します。
- 仕事で忙しい
- 老いを感じている
- 性的な悩みがある
- 性欲が低下している
- コミュニケーションが取れていない
- 自分に対する気持ちが薄れている
- あなた以外の相手で満たされている
①仕事で忙しい
仕事の疲労や残業のストレスによって、体力と心の余裕を失っているケースはめずらしくありません。深夜まで働く生活が続くと、睡眠不足や精神的な疲れが蓄積し、「セックスをする体力が残っていない」と感じてしまいます。
こうした生活が長引くと、夫婦が触れ合う機会が激減し、セックスレスに拍車がかかってしまいます。
②老いを感じている
加齢によって体力や見た目が変化すると、「もう若いころのように動けない」「昔ほど魅力的に振る舞えないのではないか」と不安を抱いてしまいます。以前との違いを痛感すると、自信を失い、セックスそのものを避ける心理が働くことがあります。
とくに、実際に体力が落ちていると感じている人は、パフォーマンスを気にして余計にプレッシャーを感じるかもしれません。
③性的な悩みがある
勃起不全(ED)や射精に関する悩みなど、デリケートな問題を抱えていれば、夫からも相談しにくい状態です。「病院に行くのは恥ずかしい」「どうせ治らないだろう」と諦めて、一人で悩みを抱え込んでしまう人も少なくありません。
このような背景から、自分に自信がなくなり、セックスそのものを遠ざけてしまう傾向があります。
④性欲が低下している
性欲は生活習慣やストレス、睡眠不足などによって大きく左右されます。たとえ年齢的には問題ないように見えても、ホルモンバランスが乱れていると驚くほど意欲が低下してしまうのです。
このような状態でタイミングを失ってしまうと、夫婦で触れ合う意欲が湧かなくなることがあります。
⑤コミュニケーションが取れていない
日常的に些細な会話や労わりを交わさないと、相手を身近に感じられず、気まずい距離感が生まれがちです。そして、お互いが何を考えているのかわからないまま暮らしていると、セックスの話題を切り出すのも難しくなります。
いざというときに本音を伝えにくくなるため、セックスレスの改善も遠のいてしまうでしょう。
⑥自分に対する気持ちが薄れている
長い結婚生活では、恋人同士の頃のような新鮮味が薄れ、互いを「家族」として捉える時間が増えるものです。しかし、それが行きすぎると相手を異性として意識しなくなる場合があります。
セックスは精神的な結びつきとも密接に関係するため、気持ちが薄れていると感じると自然に行為を避けるようになるかもしれません。
⑦あなた以外の相手で満たされている
不倫や浮気など、別の相手との関係を持っている場合、夫婦間のセックスが後回しになることがあります。最悪のケースではあるものの、日常的な些細な出来事が原因で不倫や浮気に走ってしまうケースも存在します。
ただし、疑惑だけで一方的に責め立てると、事態がさらに悪化するおそれがあります。
セックスレスを解消するための7つのポイント
セックスレスの問題を改善したいと思っても、具体的にどこから手をつければいいのか戸惑うことが多いでしょう。もし、手をこまねいたまま放置すれば、夫婦の間に誤解や不信感が積み重なり、状況はどんどん悪化するかもしれません。
このようなことから、今からできる工夫を少しずつ積み重ねていくことが大切です。細かな積み上げを繰り返し、二人の関係を前向きに変えていきましょう。
ここでは、セックスレスを解消するための7つのポイントについて、解説します。
- スキンシップを増やす
- コミュニケーションを増やす
- 二人の機会を増やす
- 話し合いの機会をつくる
- 一緒に寝るタイミングを増やす
- アダルトグッズを使う
- 一緒に病院へ行く
①スキンシップを増やす
セックスそのものが難しくても、相手に触れたり、寄り添ったりするだけで心の距離が縮まります。疲れている夫に「お疲れさま」と言いながら優しく肩に触れるだけでも、癒やしや安心感を与えられます。
些細ではありますが、感謝の言葉とともに、細かなスキンシップを増やしていくことで、あなたを大切に思う気持ちを思い出しやすくなるでしょう。無理のない範囲で触れ合う時間を増やすことで、お互いのぬくもりを再確認でき、セックスへの拒否感をやわらげやすくなります。
②コミュニケーションを増やす
会話が少ないと、相手の内面を知る機会を失いやすく、いつの間にかすれ違いが生じてしまいます。
この状態を避けるためにも、細かなコミュニケーションが大切です。たとえば、「夫がどのような仕事をしているのか」や「最近、どのようなストレスを感じているのか」など、関心を持って聞く姿勢を持つと、よりコミュニケーションが捗るでしょう。
コミュニケーションから夫婦が同じ方向を向いているという安心感が得られ、セックスレスを解消するための協力体制を築きやすくなります。
③二人の機会を増やす
子育てや仕事が忙しいと、夫婦だけの時間が激減してしまいがちであるため、意識的に二人きりで過ごす時間を確保する工夫をしましょう。たとえば、日帰りの旅行に出かけたり、思いきって子どもを預けてデートを楽しんだりする方法が挙げられます。
人目を気にせず一緒にリラックスできる時間があると、「もっと相手を知りたい、触れ合いたい」という気持ちが自然にわいてくることがあります。
④話し合いの機会をつくる
夫婦間の問題は、気まずいからといって後回しにしていると、より深刻になってしまいかねません。とくに、セックスレスの問題は互いに話題にしづらい分、意識して時間をつくらなければ本音を共有できないでしょう。
お互いの今後のためにも、夫婦での話し合いの機会を積極的に作ってください。また、話し合いの際には、相手を一方的に責めるのではなく、「何が辛いのか」「どうしてそうなったのか」を率直に伝え合う姿勢が大切です。
⑤一緒に寝るタイミングを増やす
なるべく同じタイミングでベッドに入る習慣を作ると、寝室で自然と会話が生まれ、スキンシップのきっかけも増えやすくなります。薄暗い照明や心地良い音楽を取り入れてリラックスすれば、一日の疲れを共有しながらほど良い親密さを取り戻せるでしょう。
一緒に寝るタイミングを増やしていると、次第に雰囲気が良くなり、自然とセックスに発展するかもしれません。
⑥アダルトグッズを使う
長い間セックスを避けていると、行為そのものに対して新しい刺激を求める気持ちが湧きにくいことがあります。
そこで思い切ってアダルトグッズを使ってみると、マンネリ化したセックスへの興味を取り戻すきっかけになるかもしれません。最初は抵抗がある場合でも、夫婦で話し合って納得した上で選べば、恥ずかしさを軽減しながら楽しめます。
試しているうちに会話が増え、お互いの好みやペースを再発見して、より良い関係に発展する可能性があります。
⑦一緒に病院へ行く
夫に身体的・心理的なストレスがある場合は、専門の医療機関を受診することがおすすめです。
医師の診断によって治療や改善策が示されれば、これまで踏み出せなかった一歩を実行しやすくなるでしょう。病院での受診はハードルが高く感じられますが、深刻化を防ぐためにも早めに検討することが大切です。
もし、夫が「行きづらい」と感じているなら、妻が付き添って一緒に行くことを提案すると安心感を得て、病院へ行きやすくなります。
セックスレスに困った人の悩みと解決方法を紹介
セックスレスという問題はさまざまな人が持つ悩みです。夫の年齢や性格、考え方や抱える問題などは人によって異なる一方で、実際にあったエピソードの解決方法を知っておくと、あなた自身の問題にも解決策が見えるかもしれません。
最後に、セックスレスに困った人の悩みと解決方法を実際のエピソードを交えて紹介します。
セックスレスに危機感を持ってもらった
ある女性は、何度も自分から誘っては夫に断られ、泣いてしまう時期が続いたそうです。どれだけ見た目を工夫しても、相手が拒否的なときは話し合いさえ無駄と感じていました。
しかし、夫にもレスの自覚があり、妻の痛みを心配するあまりスキンシップだけは続いていました。仕事が忙しいとさらに断られがちでしたが、申し訳なさを感じている様子を見て、彼女は相手が落ち着くのを待つしかなかったようです。
ほかの異性の影や、ただ面倒がっている可能性など思いつく不安は尽きなかったものの、夫が危機感を持っていたため、一緒にセックスレスの解決へ行動していけました。
参考:Yahoo!知恵袋「セックスレス、夫に拒否られてます。...」
泌尿器科へ連れて行くことも視野に
ある女性は6年間ものセックスレスを半ば強引に打破し、夫に「週1でやらないなら女風を利用する」や「できない週は1万円のペナルティ」などといった強烈な条件を突きつけたそうです。また、失敗した場合は泌尿科へ連れて行く準備もしていて、男性スタッフ対応のクリニックを事前にリサーチしていました。
結果的に夫婦関係は復活し、旦那に負担をかけないよう毎回少しずつ演出を変えるスタイルで続けているそうです。
ネット上の情報が頼りにならなかったため、男優のしみけんさんや元妻のはあちゅうさんの経験談を読んで性の学びを深め、大きな励みになったと語っています。
参考:Yahoo!知恵袋「セックスレス、夫に拒否られてます。...」
まとめ|我慢には限界がある!あなたの素直な気持ちをぶつけよう!
この記事では、セックスレスで辛いと悩むあなたに向けて、夫が拒否する理由や解消するための7つのポイントを紹介しました。
セックスレスの問題は、時間が解決してくれるとは限らず、一方がひたすら我慢しているだけでは根本的な解消に結びつきません。相手を思いやるからこそ言いにくいと感じるかもしれませんが、自分の気持ちを素直に伝えることが最初のステップです。
夫がセックスを拒否する理由を理解しようと努め、生活習慣の見直しやコミュニケーションの改善など、1つずつ対策を講じていけば、今の閉塞感を打破できる可能性があります。
思いをぶつけ合う行動こそが、二人の未来を変える大きなきっかけになります。