既婚者同士で別れた後の男性心理とは?ダブル不倫時の心境や心を落ち着かせる方法も

既婚者同士の恋愛は、家庭や周囲に大きな影響を及ぼすリスクがあります。互いにパートナーがいる状態で関係を持つと、罪悪感や興奮などのさまざまな感情が入り混じり、一筋縄ではいかないものです。
とくに、別れた後の男性の心理は見えづらく、どのように気持ちを整理しているのか想像しにくいと感じる人が少なくありません。ダブル不倫は刺激的な分、終わったあとの落差も大きく、その際の男性心理は後悔や喪失感、安心感など、多岐に渡ります。
このような男性心理を踏まえて、別れた相手と接する際には男性心理を知るだけではなく、気持ちの落ち着かせ方やどのような行動をすべきかを理解しておくことが大切です。
この記事では、既婚者同士で別れた後の男性心理について、ダブル不倫時の心境や心を落ち着かせる方法も紹介します。
既婚者同士で別れた後の7つの男性心理!
別れたあとの男性心理は、あなたとの関係の深さや個々の性格、さらには男性自身の家庭や職場の状況によっても大きく異なります。とくに、ダブル不倫の場合には「隠さなければいけない」という緊張感やスリルが感情に影響を与えることもあるため、一般的な恋愛より複雑になりがちです。
ただ、男性心理を把握しておかなければ、今後のその相手との関わり方に大きく影響する可能性があります。相手の気持ちを理解しない行動は、さまざまなトラブルのきっかけになりかねないため、まずは男性心理の理解が大切です。
ここでは、既婚者同士で別れた後の男性心理について、以下の7点を解説します。
- 良い思い出として心にしまう
- 未練が残り、後悔する
- 罪悪感に苛まれる
- 喪失感を感じる
- 安心する
- 次の相手を探す
- 何もない
①良い思い出として心にしまう
別れた恋愛を過去の経験として受け止め、良い思い出に変えてしまう男性もいます。家庭を崩壊させるつもりはなかったものの、日常では得られない刺激を求めて関係を続けていた可能性が高いでしょう。
このような考え方から、「あの時間も悪くなかった」と自分の中で折り合いをつけやすいのが特徴です。関係終了後は深追いせず、気持ちをリセットして仕事や家族との時間に戻るため、比較的短期間で立ち直れます。
ただし、割り切りの意識が強いため、女性側が未練を抱いている場合には温度差が生まれるかもしれません。
②未練が残り、後悔する
男性の中には、「もっと一緒にいたかった」や「別れを早まったのではないか」と後悔の念を強く抱く人も少なくありません。このような男性は、家庭を捨ててでも関係を続けたい気持ちがある可能性が高く、突然の別れで心の安定が保たれていないかもしれません。
既婚者同士の交際は周囲に相談しづらく、感情を吐き出す場がないため、一人で思い悩みやすくなります。
③罪悪感に苛まれる
長期間の不倫関係や家庭に嘘を重ねていた記憶が残ると、別れたあとに「家族を裏切っていた」という強い罪悪感が生じる男性もいます。関係を解消してから冷静に振り返り、「自分は大切な存在を傷つけていたのではないか」と考えて落ち込むケースが典型的でしょう。
このような男性は、自分を責めすぎる可能性もあるため、その男性が気持ちを落ち着かせるまでは接触を避けるのが無難です。
④喪失感を感じる
関係を続けていた間は、「ダブル不倫」という非日常的な高揚感を味わっていた可能性があるため、別れた瞬間に虚しさが押し寄せるケースもあります。心の支えや刺激のもとであった相手を失い、「何を楽しみに生活すれば良いのか」という気持ちになるのです。
家庭に温かさを求めても、裏切った事実を意識してしまうと素直になれず、寂しさが増幅される場合もあります。新たな趣味や目標を見つけるなど、自分で心の拠り所を作らなければ、喪失感が長引きやすいでしょう。
⑤安心する
「いずれバレるかもしれない」や「周囲に怪しまれるかも」という不安を抱えながら関係を続けていた男性は、別れによって気持ちを落ち着かせることがあります。これはダブル不倫によるリスクやストレスから解放され、普段の生活に注力できるようになり、罪悪感より安心感のほうが大きいと感じるのです。
そうした男性は、別れを機に改めて家族を大事にしようと考えたり、自分の仕事やキャリアに集中したりする可能性が高いでしょう。
⑥次の相手を探す
一度、非日常の恋を経験したことで、さらなる刺激を求めて次の不倫相手を探そうとする男性もいます。
このような男性は遊び感覚が強く、家庭との両立というよりは「退屈な日常から脱したい」という思いが先行する性質にあります。別れによるショックや罪悪感をほとんど抱かず、同じ行動を繰り返しがちです。
家庭や相手を深く愛していたわけではないため、終わったことを引きずらずに次へ進みますが、周囲の信頼を失うリスクは高まるため、長期的には問題を起こしやすいタイプといえるでしょう。
⑦何もない
「最初から大きな感情はなかった」という男性は、別れによって特別な反応を示さないことがあります。
たとえば、家庭を重視していて、一時の浮気程度にしか考えていなかったケースです。また、相手への愛情が芽生える前に関係が終わったため、すんなり気持ちを切り替えられる場合もあるでしょう。
このようなケースでは、感情を深堀りするまでもなく日常に戻ってしまうため、相手に対して連絡を取る理由もありません。相手が深刻に悩んでいる場合でも無関心を貫くため、気持ちの温度差が浮き彫りになることがあります。
自身の気持ちを落ち着かせる方法とは?
相手の男性心理がどのパターンであっても、自分自身が別れから受ける影響は小さくありません。誰にも言えない思いを抱えて孤立していると、感情の整理が難しくなる可能性もあるでしょう。
不安定な状態を継続してしまうと、思わぬトラブルを引き起こす危険性もあります。そのため、男性心理を理解するだけでなく、自身の気持ちを落ち着かせる方法も理解しておきましょう。
ここでは、自身の気持ちを落ち着かせる方法について、解説します。
- 仕事や趣味に没頭する
- 家族との時間を大切にする
- パートナーとしっかりと向き合う
- 気晴らしに自身の好きなことをする
- 次の相手を探す
①仕事や趣味に没頭する
頭の中が悩みでいっぱいになると、考えるほど気持ちが沈みやすくなります。
意識を切り替えるためには、集中できる仕事や趣味に没頭すると効果的でしょう。夢中になれる作業をしているうちに、余計なことを考える時間が減り、その間だけでも心が安定しやすくなります。
また、仕事や趣味で新しい分野に挑戦するといった行動をすれば、前向きな変化を取り入れられます。目標を達成すれば、大きな達成感を得て、自信や自己肯定感を取り戻すきっかけにもなるでしょう。
②家族との時間を大切にする
ダブル不倫が終わった後に、改めて家族の大切さを感じる人は少なくありません。
罪悪感があるからこそ、家族と向き合う姿勢を変えることで、自分の心理的な負担を和らげることにも繋がります。家族で一緒に食事をしたり、休日に会話を増やしたりと、家族と過ごす時間が増えれば安心感を得られるものです。
家族との時間を積み重ねるうちに、「本当に守るべきものは何だったのか」を再認識して、後悔の気持ちを軽くできる可能性があります。
③パートナーとしっかり向き合う
既婚であればパートナーや恋人が存在するため、不倫関係が終わった今こそ、パートナーとの関係を見直す機会といえます。「自分が何を求めていたのか」や「どのような理由で外へ心が向かったのか」を整理し、「本当に改善したい部分はどこか」を考えることが大切です。
最初は、話し合いが難しいと感じるかもしれませんが、根本的な課題に目を向け、長期的に関係を修復する道を探る姿勢が必要です。パートナーとのコミュニケーションが増えると、再び浮気に走るリスクも減りやすくなります。
④気晴らしに自身の好きなことをする
不倫関係が終わったあとには、失恋や挫折に近い感覚を覚えることもあります。
このような気持ちから気分転換を図るためには、自分の好きなことを再開したり、新しい楽しみを見つけたりするのがおすすめです。映画や音楽を堪能したり、小さな買い物を楽しんだりと、リフレッシュできる行動をすれば、滞っていた気持ちが落ち着き出すかもしれません。
気分転換によって自分の知らなかった一面を発見するきっかけになることもあります。
⑤次の相手を探す
別れによって関係が完全に断たれ、自分が前に進むしかないと感じる場合は、新しい出会いを視野に入れるのも1つの方法です。もし、今のパートナーとの関係修復ができず、離婚を考えているのであれば、環境を一新してやり直す選択肢もあります。
ただ、同じ失敗を繰り返さないようにするために、不倫に至った経緯や心の隙間を客観視することが大切です。自分の本心を整理しないまま次の恋愛に飛び込むと、再び不安定な関係に陥るリスクがあるため注意してください。
【諦められない方へ】相手と復縁するためにできること
相手をどうしても諦めきれず、「もう一度やり直したい」と考える場合は、しっかりと自身の気持ちを整理してください。整理した上でもまだ相手への気持ちがあれば、相手と復縁する選択肢も忘れてはなりません。
しかし、既婚者同士の復縁はさらなるリスクをともなうため、慎重に考えたうえで具体的な行動を取る必要があります。
ここでは、既婚者同士の恋愛で諦められない人に向けて、相手と復縁するためにできることについて、解説します。
- 気持ちを整理する
- 相手との関係性を考える
- それでも付き合いたいなら、もう一度気持ちを伝える
- 離婚やオープンマリッジの選択肢も用意する
- 相手と相談して、今後を考える
①気持ちを整理する
復縁したい気持ちが生まれる背景には、寂しさや後悔、または純粋な愛情など、さまざまな要素が絡んでいます。
- なぜ別れを選んだのか
- それでもなお相手を求める理由は何なのか
上記のような要素を考えてみると、自分が本当に望んでいる形が見えるかもしれません。ただ、相手とのことだけでなく、家族を捨てる覚悟があるのか、自分はそれで大丈夫なのか、などの現実的な要素も踏まえて気持ちを整理することが大切です。
②相手との関係性を考える
別れた経緯を再確認し、同じ課題がくり返されないかを考える必要があります。
- 相手もこちらの復縁を受け入れる余地があるのか
- 一方的な思い込みになっていないか
この段階では上記のようなポイントを見極めなければなりません。
すでに相手が家族との関係を修復していたり、新しいステージへ進んでいたりする場合には、復縁が難しいケースもあります。
感情だけを優先せず、実際に起こりうるトラブルや負担を冷静に考慮しておくと後悔を減らせるでしょう。
③それでも付き合いたいなら、もう一度気持ちを伝える
どうしても相手と一緒になりたいなら、遠回しな連絡ではなく、はっきりとやり直したい意思を示すほうが相手の心に伝わりやすいです。
ただし、不倫関係に戻るだけではなく、どのように問題を解決しながら、新しい関係を築くのかを具体的に提案する姿勢が大切です。
前と同じような状態では、長期的にはまた行き詰まりやすくなります。今度こそ家庭を整える覚悟があるのかなど、踏み込んだ話をすることで、お互いの本心が見えてきます。
④離婚やオープンマリッジの選択肢も用意する
既婚者同士の関係を復活させるためには、「今の家庭をどうするのか」が最大の課題です。
このような課題を踏まえて、離婚をするのか、あるいはオープンマリッジのような形をとるのか、選択肢を具体的に話し合う必要があります。
感情や理想だけを先行させると、いざ現実に直面したときにトラブルが大きくなりがちです。金銭面や子どもの生活、周囲の目などをすべて踏まえたうえで、お互いが納得できるルールを考えていくことが、復縁するなら避けて通れないステップです。
⑤相手と相談して、今後を考える
どれだけ強い思いがあっても、相手の意志がともなわなければ復縁は難しいでしょう。お互いに時間をかけて納得する形を探り、問題を一つひとつクリアする段階が求められます。
世間の厳しい視線や家庭の事情が絡むため、焦って行動すると取り返しのつかない結果を招くリスクも否定できません。相手が望まない形を強要していると感じたら、引く勇気も必要です。
十分に話し合いを重ねるうちに、自分が本当に進みたい道が見えてくるでしょう。
まとめ|自分の気持ちを整理して、後悔のない選択を!
この記事では、既婚者同士で別れた後の男性心理について、ダブル不倫時の心境や心を落ち着かせる方法も紹介しました。
既婚者同士の恋愛には、多くのリスクと感情の揺れがつきものです。別れた後の男性心理は、深い後悔や罪悪感、あるいは安心感や淡泊さまで、ひとくくりにはできません。
ただ、どのようなパターンであれ、相手の気持ちや状況を理解した上での行動が大切です。
また、もしあなた自身も復縁の気持ちがあれば、まずは自身の気持ちを落ち着かせて、最適な選択肢を考える必要があるでしょう。いずれにしても、自分の気持ちを整理しておくと、後悔を減らしてスムーズに歩み出しやすくなるはずです。