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    既婚者同士が両思いになったらどうしたらいい|実際に発生した事例を交えながら解説

    既婚者同士が両思いになったらどうしたらいい|実際に発生した事例を交えながら解説

    気になる方と両思いになっても、相手と自分が既婚者だった場合、道徳や法的なリスクを考えると簡単に踏み出せないのが現実です。このような状態でもお互いに惹かれ合っている感情から「どのような選択肢を取ればいいの」と気になる方も少なくありません。

    どの選択肢も、それぞれに得られるものとリスクが存在します。自分が幸せな道を選ぶためにも選択肢や実際の事例・リスクなどを理解しておくことが大切です。

    この記事では、既婚者同士が両思いになった場合、どうしたらいいかについて実際の事例やリスク・対処法を交えて解説します。

    既婚者同士で両思いになった時の4つの選択肢

    既婚者同士で両思いになってしまった時、どのような選択をすべきかを冷静に考えることが何より重要です。この状況では、相手への感情はもちろん、双方の配偶者や子どもへの影響、社会的な立場など、多くの要素を考慮する必要があります。

    感情だけで行動すれば、結婚生活の破綻、信頼関係の崩壊、職場や地域での信用失墜など、深刻なトラブルに発展する可能性が高いでしょう。現在の関係性を適切に分析し、自分にとって本当に大切なものは何かを整理することが重要です。

    ここでは、既婚者同士で両思いになった時の4つの選択肢を解説します。

    1. プラトニックな関係でいる
    2. 諦めて相手から離れて関係を切る
    3. お互いに離婚をしてから関係を進める
    4. 夫婦間でオープンマリッジを認めて付き合う

    ①プラトニックな関係でいる

    プラトニックな関係とは、性行為を避けて、精神的なつながりを大切にする「友達以上、恋人未満」の状態のことです。互いへの好意は認めつつ、一線を越えないルールを決めれば罪悪感や法的リスクを最小限に抑えられます。

    人によってはこの状態が、甘酸っぱい関係として心地よい場合もあるでしょう。

    一方で、気持ちが高まるほどプラトニックでは我慢できなくなる可能性もあるため、定期的に自分の感情を整理して距離を調整することが重要です。

    ②諦めて相手から離れて関係を切る

    恋愛を諦める選択は精神的に大きな負担をともないますが、余計なトラブルや後悔を避ける有効な手段の1つです。

    既婚者同士の両思いは、周囲からの非難や自分自身への罪悪感などが重くのしかかります。気持ちが強くなるほど関係を隠すストレスは増大し、いずれ自分の心身に悪影響が及ぶかもしれません。

    思いきって相手との関係を切る場合は、連絡の手段を断つことや物理的な距離を取ることが効果的です。

    ③お互いに離婚をしてから関係を進める

    本格的に互いのパートナーと離婚し、2人が1つの家庭を築く道を選ぶ人もいます。正式に再婚すれば公に交際できるため、周囲からの批判や後ろめたさは軽減されます。

    ただし、離婚調停や財産分与、親権の問題など事前の準備が不可欠です。結婚生活の現実を踏まえず勢いで離婚してしまうと、経済的にも精神的にも大きなダメージを受けるリスクがあります。

    新しいパートナーとの再婚後に「こんなはずではなかった」と感じるケースもあるため、慎重な検討が必要です。

    ④夫婦間でオープンマリッジを認めて付き合う

    自分の配偶者と話し合い、婚外恋愛を許容するオープンマリッジという選択肢も存在します。オープンマリッジとは、夫婦がお互い承知の上でパートナー以外の異性との交際や肉体関係を認め合う結婚の形です 

    近年は情報社会の発展や個人の価値観の多様化により、日本でも少しずつ注目され始めました。

    ただし、オープンマリッジを理解する人はまだ多くありません。家庭や親族、周囲の友人に理解を求めるのは難しい場合がほとんどです。

    【実例】既婚者が両思いになった際の4つの結末

    既婚者同士で両思いになった時、「この気持ちをどうするか」という問題に直面します。

    しかし気持ちに流されるまま行動すれば、家庭の崩壊や周囲を巻き込む大きなトラブルを招く危険性があります。一方で、感情を抑え込むことが正しいとも限らないため、実際に既婚者同士が両思いになった事例から自分が選択すべき行動を見つけ出すことが大切です。

    ここでは、既婚者が両思いになった際の4つの結末を紹介します。

    1. 両思いだったが気持ちを伝えられなかったケース
    2. 両思いのまま肉体関係を結んでトラブルになってしまったケース
    3. 両思いになってプラトニックな恋愛に発展したケース
    4. 不倫関係になって再婚したケース

    ①両思いだったが気持ちを伝えられなかったケース

    両思いだったかどうかわかりませんが、お互い好意は抱いていたかなと思っていた人がいました。同じ職場でした。

    主人の転勤で引っ越すことになりほぼ会えなくなりました。

    引用:Yahoo!知恵袋「既婚者同士の両想いについて質問です。はっきり言葉にしてはいないけれ...」

    両思いを互いに感じながらも、家庭を壊す覚悟が持てず気持ちを言い出せない場合があります。

    たとえば同じ職場の既婚者同士で、仕事を通して相手の優しさに惹かれ、いつしか意識するようになったという事例です。周囲の目や配偶者への裏切りを考慮し過ぎて結局は何も行動しないと、距離が空いたまま関係が終了することもあります。

    ②両思いのまま肉体関係を結んでトラブルになってしまったケース

    彼の方から誘いがあって、その時は家庭で色々と問題があり、ついその誘いに乗ってしまいました。

    2人で会って体を重ねる事に、どんどん相手を好きになりました。

    引用:Yahoo!知恵袋「既婚者同士の両想いについて質問です。はっきり言葉にしてはいないけれ...」

    相手への好意が高まり、肉体関係を持ったことで深刻なトラブルに発展するケースもあります。

    バレなければ問題ないと思っていても、普段と違う様子からお互いの配偶者に疑われて発覚すると家庭内や職場での信用を大きく失います。場合によっては慰謝料や離婚調停、子どもの親権問題にも発展するため、精神面・金銭面において大きな負担がかかるでしょう。

    ③両思いになってプラトニックな恋愛に発展したケース

    既婚者の男性と親しくなって、お互い3年親しくしています。

    週に何度もメールをしたり、相談したりの関係です。

    彼に好きよと告白したので、気持ち受け入れてくれ付き合っています。

    引用:Yahoo!知恵袋「既婚者同士の付き合いについて。当方既婚者女性です。既婚者の男性と親しくな...」

    お互い既婚者という立ち位置のため、肉体関係を持たないプラトニックな恋愛を楽しむケースもあります。

    プラトニックな恋愛では、恋心を抱きつつも不貞行為とみなされないため、大きなトラブルを回避しやすいメリットがあります。ただし、長期間プラトニックなままでいると、どちらかが気持ちを抑えきれなくなるリスクがあるため注意が必要です。

    ④不倫関係になって再婚したケース

    私は41歳の母親です。

    3年前に私は不倫をして夫と離婚しました。

    今、その不倫相手と結婚し、夫になりました。

    引用:Yahoo!知恵袋「なぜ不倫恋愛は幸せになれるのでしょうか? - 私は41歳の母親です。3年... - Yahoo!知恵袋」

    既婚者同士が関係を深めた結果、双方が離婚し再婚まで進んだケースは実際にあります。新しいパートナーと正式に夫婦になると、公に交際できるため精神的な開放感を得やすいです。

    ただし、その過程で元配偶者や子どもを深く傷つけたり、慰謝料や財産分与によって大きな代償を払うことは避けられません。

    既婚者同士が両思いだと考えられる7つのサイン

    既婚者同士で両思いかもしれないと感じると、「本当に相手も同じ気持ちなのか」「単なる自分の思い過ごしではないか」と不安になるものです。

    既婚者同士だからこそ、自分の気持ちや相手の意図を曖昧にしたまま関係を進めると、後々取り返しのつかないトラブルに巻き込まれる可能性があります。そのため、まずは冷静になって相手の行動や態度を客観的に確認し、本当に両思いなのかどうかを判断することが重要です。

    ここでは、既婚者同士が両思いだと考えられる7つのサインを解説します。

    1. 連絡する頻度が高い
    2. 私生活の話題を話すことが多い
    3. 2人きりの時間を設けようとしている
    4. 2人だけの特別な空気感がある
    5. 距離感が他の人より近い
    6. 弱みを見せてくれる
    7. 相談ができる仲になっている

    ①連絡する頻度が高い

    既婚者同士でも、メッセージや電話などのやり取りが頻繁になるのは好意のサインと考えられます。

    とくに仕事上の連絡を超えてプライベートな内容が多くなったり、単なる確認事項で終わらない雑談が続いたりする場合は、互いに距離が近い証拠です。

    通常、家庭や仕事で忙しいため、必要以上に連絡をしないケースがほとんどです。それにもかかわらず相手から積極的にやり取りを持ちかけられるなら、心を許している可能性があります。

    ②私生活の話題を話すことが多い

    既婚者同士がプライベートに踏み込んだ会話をするのは、心の距離がぐっと縮まっている証拠です。仕事仲間や知人程度であれば表面的な話題に留まることが多いはずです。

    しかし、自宅の食卓の様子やパートナーとのやり取りなど深い部分を聞かせてくれるなら、安心感が得られる相手として見ている可能性が高いでしょう。

    単なる相談相手として話しているだけのケースもあるため、他のサインと合わせて総合的に判断してください。

    ③2人きりの時間を設けようとしている

    既婚者同士で2人きりになりたがるのは、何らかの特別な感情があるケースが多いです。普通は家庭を持つ身として、異性と2人だけで会う機会を積極的につくる必要はありません。

    もし、ランチや飲み会などを口実に頻繁に誘われるのであれば、その背後に好意が隠れている可能性があります。一方で、ただ意気投合しているだけの友情もあり得るため、相手の言動全体を見渡すことが大切です。

    ④2人だけの特別な空気感がある

    周囲から見ても「2人の間に不思議な雰囲気がある」と指摘されるほど親密さが滲み出ている場合があります。会話のテンポや視線の送り方など、言葉以外の部分に気持ちが表れることも多いです。

    たとえば、会議や飲み会の場でも自然と隣同士に座り、お互いをサポートし合うようなやり取りが見られると周囲は敏感に察します。明らかに他の人と接する態度と違う場合、両思いの兆候かもしれません

    ⑤距離感が他の人より近い

    物理的な距離感が他の人より明らかに近いと感じるのは、相手があなたを特別に意識しているサインです。

    距離感が他の人より近い時の例として、以下のようなケースが考えられます。

    • 雑談する時に体を少し乗り出して話す
    • 一緒に移動する時に肩が触れるほど近くを歩く
    • 隣に座る時にわざわざ席を寄せてくる

    既婚者の場合、周囲の目を気にしてパーソナルスペースを保つ傾向にあるため、あえて近づいてくるのは好意があると言えます。

    ⑥弱みを見せてくれる

    自分の家庭や仕事の失敗など外にはあまり言いたくない話題を打ち明けることがあります。弱みを見せることはそれだけ心を許している証拠であり、相談相手として特別な存在だと認識している可能性が高いです。

    弱みを共有すると心理的な距離が一気に縮まり、親近感が湧きやすくなります。日常的に愚痴を言い合う仲であれば、お互いにとって不可欠な存在へと発展することもあるでしょう。

    ⑦相談ができる仲になっている

    既婚者同士で深い相談をするのは、単なる友人以上の関係に踏み込みやすいサインです。仕事の悩みだけでなく、家庭問題や将来設計などを打ち明け合えるのは「自分を理解してくれる特別な人」と感じているからです。

    以下のような重大テーマを相談する場合は、かなり心を開いていると考えられるでしょう。

    • 夫婦関係
    • 家族のトラブル
    • 将来の生き方

    【重要】既婚者同士が両思いになってしまうリスク

    既婚者同士で両思いになってしまった場合、「気持ちが通じ合えた」と喜ぶ一方で、その先に潜むリスクを冷静に把握することが重要です。

    とくに、周りの目を気にせず感情のままに行動してしまうと、自分だけでなく相手や周囲の人間関係にまで深刻な悪影響を与える可能性があります。そうしたリスクを避けるためには、感情に流されず冷静に状況を見極め、早めに自分の行動を整理することが大切です。

    ここでは、既婚者同士が両思いになってしまうリスクについて解説します。

    1. 周囲の信用を失う
    2. お互いの家庭が崩壊する
    3. 法的トラブルに発展する
    4. 罪悪感でメンタルが不安定になる

    ①周囲の信用を失う

    既婚者同士の恋愛は自由という考え方もありますが、社会的にはまだまだネガティブな評価が根強いのが現実です。職場や友人関係で既婚者同士の恋愛が見つかると、あなたと相手への目は一気に厳しくなります。

    とくに職場不倫の場合は、業務への支障や昇進のタイミングを失うなど仕事に影響を及ぼします。

    一度信用を失うと、それまで築いた実績や評価も急落する危険性があり、周囲との関係修復に膨大な時間と努力を要するでしょう。

    ②お互いの家庭が崩壊する

    既婚者同士で両思いになり、不倫へと発展すると家族への裏切りと判断されてしまい家庭が崩壊してしまいます。

    配偶者に知られた際、大きな精神的ショックを与えてしまい、状況によっては離婚となる可能性があります。もし、離婚を避けられても、夫婦間の信頼は損なわれ、仮面夫婦になってしまうこともあるでしょう。

    また、家庭内の雰囲気が悪化や離婚により子どもの精神面に大きな負担をかけてしまいます。

    幸せを求めた結果、自分たち以外の家族を傷つける可能性があるため軽率な行動は注意が必要です。

    ③法的トラブルに発展する

    両思いが進み不倫にまで至った場合、法的なトラブルに発展してしまいます。

    法律上、配偶者以外との肉体関係が発覚すると「不貞行為」と判断され、多額の慰謝料請求を受けるリスクがあります。金額は状況によって異なりますが、数十万円から数百万円単位になることも珍しくありません。

    また、不貞行為は離婚原因として認められているため、親権の問題や養育費、財産分与など多くの問題を抱えてしまうでしょう。

    ④罪悪感でメンタルが不安定になる

    既婚者同士の恋愛は社会的に認められないと理解しているため、関係を続けることに罪悪感が芽生えメンタルが不安定になる可能性があります。とくに真面目な性格の人ほど、家族を裏切る行為に強い罪悪感を抱き、自分自身を責めるようになるでしょう。

    人目を気にしながら生活し、心から落ち着けない日々が続くと、ストレスや不眠、食欲不振につながる可能性があります。

    自分自身の心を健全に保つことが難しくなる点は、既婚者の恋愛ならではの深刻なリスクです。

    既婚者同士で両思いになった際の対処法

    既婚者同士で両思いになると、気持ちが高まり冷静さを失う可能性があります。しかし、お互いに家庭がある以上、感情のままに行動すると、不倫といったトラブルになりかねません。

    そうしたトラブルを避けるためにも、まずは冷静になり、適切な距離感や連絡頻度を意識しながら、自分と相手の家庭環境を踏まえて対応を決めていくことが大切です。

    ここでは、既婚者同士で両思いになった際の対処法を解説します。

    1. 適切な距離感を保つ
    2. 相手との連絡を控える
    3. 自分の家族のことを考える
    4. 友人や同僚に相談する
    5. パートナーとの関係性を考え直す

    ①適切な距離感を保つ

    既婚者同士で好意を自覚した場合は、まず物理的・心理的な距離感を見直すことが大切です。距離感が近づくと関係の進展がしやすく、不倫につながってしまうおそれがあります。

    また距離感が通常よりも近いと、周囲から疑われる原因となります。

    急に距離を置くのが難しければ、職場で同席する場面や連絡を取り合う頻度を少しずつ減らす工夫が必要です。

    距離感の調整を意識することで、自分自身の感情にも余裕が生まれ、判断ミスを減らす効果が期待できます。

    ②相手との連絡を控える

    普段からこまめにメッセージをやり取りしていると、どうしても感情が盛り上がってしまいます。

    関係を深く進展させないためにも、以下のように相手との連絡頻度を意識的に下げましょう。

    • 連絡先を削除する
    • グループチャットのみでやり取りする
    • 時間を制限する
    • 自分からはメッセージを送らない
    • 相手からの連絡にもすぐ返さない

    衝動的に連絡をしたくなる瞬間を抑えるのが重要です。時間をかけて自分の気持ちを整理し、冷静な視点を保ちましょう。

    ③自分の家族のことを考える

    既婚者同士の恋愛が発展しそうな時は、自分の家族のことを考えましょう。とくに子どもがいる場合は、家庭内の雰囲気の悪化や離婚は心理的に大きな影響を与えます。

    恋愛感情が生まれた背景には、家庭への不満やすれ違いがあるかもしれません。問題点と向き合って解決策や再構築の方法を見つけるのも一つの方法です。

    家族との時間をしっかり取り、コミュニケーションを深めることで、改めて家族の大切さを実感できる場合があります。

    ④友人や同僚に相談する

    既婚者同士の恋愛は一人で抱え込むと、どうしても判断が偏ってしまいます。勇気がいりますが、信頼できる友人や第三者に相談するのは有効な手段です。

    客観的な目線から「その関係は危険では?」「家庭を失ってまでの価値はある?」などのアドバイスが得られれば、感情に流されている自分に気づける場合があります。

    ただし、相談相手は慎重に選ばなければなりません。口が堅く理解のある友人を選び、具体的なアドバイスを得ることを目標にするとよいでしょう。

    ⑤パートナーとの関係性を考え直す

    既婚者との恋愛を発展させたい場合は、双方の家庭でオープンマリッジを採用するのも一つの方法です。

    お互いの同意があることで、家庭に隠さずに堂々と恋愛が可能となります。しかし、世間一般から認められにくい関係性であることも考慮した行動が必要です。

    また、配偶者にオープンマリッジが認められない場合は、隠れて関係を続けるのではなく潔く手を引くようにしましょう。

    まとめ|今の感情だけでなく長期的な目線で考えて行動しましょう

    この記事では、既婚者同士が両思いになった場合、どうしたらいいかについて実際の事例やリスク・対処法を交えて解説しました。

    既婚者同士の両思いは、幸福感と同時に大きなリスクをともないます。感情に流されて行動すると、仕事や家庭、子どもとの関係など重要なものを失う可能性が高まります。逆に諦める選択を取れば、後から「あのとき踏み出していれば」と悔やむ瞬間が訪れるかもしれません。

    大切なのは、短期的な気持ちだけでなく長期的な視点を踏まえ、冷静に判断することです。選択肢やリスクを客観的に整理すれば、自分と相手、そして家族にとって最善の行動が見えてくるでしょう。