既婚者同士の好きな気持ちを抑える3つの方法!関係を続ける方法も紹介

夫婦生活が長くなると、ふとしたきっかけでパートナー以外の人を魅力的に感じる場面が出てきます。すでに結婚しているからといって、新たな恋心が一切生まれないわけではありません。
しかし、既婚者同士の場合は通常の恋愛以上に慎重な対応をしないと、家庭や生活に大きなダメージを与えてしまうおそれがあります。
まずは、罪悪感や社会的リスクがあることを理解し、冷静に対処方法を検討することが大切です。
この記事では、既婚者同士で好きな気持ちが芽生えてしまった場合について、実際の事例や抑えるための対処法、関係を継続させるための考え方まで解説します。
【結論】パートナー以外の人を好きになってしまうことは少なくない
株式会社LOVE is ALLが調査したアンケートによると、結婚生活の中で刺激や愛情の不足を感じ、ほかに好きな人ができて浮気をしたという方も少なくありません。
夫婦間で不満や物足りなさが生じると、気づかないうちに他の人の優しさや新鮮な刺激に惹かれるケースがあります。結果として配偶者以外の既婚者を好きになってしまうことにつながるでしょう。
ただし、一時的なときめきに振り回されると家族関係に深刻なダメージを与えるおそれがあるため、冷静な判断が欠かせません。既婚者同士の恋心は、想像以上にリスクをともなうことを意識しておく必要があります。

出典:株式会社LOVE is ALL「浮気と夫婦関係に対するアンケート調査」
パートナー以外の人を好きになる4つのパターンとは?実話を交えて紹介
パートナー以外の人を好きになってしまうことは、誰にでも起こりうる心理の変化です。とくに夫婦関係に課題を抱えている状態では、心のスキマから新しい感情が生まれやすくなります。
人を好きになってしまうのは自然なことですが、感情のままに行動してしまうと家族を傷つけるリスクがあります。パートナー以外の人を好きになる典型的なパターンを理解することで、同じ状況に陥らないように対策が可能です。
ここでは、既婚者女性がパートナー以外を好きになるきっかけについて4つ解説します。
- パートナーのことを相談していた
- 相手からアプローチされた
- 相手の優しさに惹かれてしまった
- 一目惚れをしてしまった
①パートナーのことを相談していた
始まったときは夫と拗れていたので… |
パートナーに言えない悩みをほかの男性に相談しているうちに、自然に心を許せる関係になり好意を抱いてしまうことは珍しくありません。
落ち込んでいるときに、優しく励ましてくれる男性には「この人ならわかってくれる」と安心感を抱きやすくなります。その結果、信頼が親しみに変わり、さらには好意へと変化していきます。
②相手からアプローチされた
子供の習い事で出会った人なのですが、毎週子供に付き添いで来る時に、分かりやすく男性の方からせっせとアプローチしてきました。 |
既婚者同士だとわかっているのにもかかわらず、相手からアプローチを受けてしまい好きになってしまうケースがあります。人は好意を寄せられると、自然にその好意を返したくなる心理が働くためです。
また、普段の生活でパートナーからの愛情に物足りなさを感じていると「そんな風に想われることが嬉しい」と心がときめいてしまいます。
③相手の優しさに惹かれてしまった
もうひとりは仕事繋がりですが、想定外の優しさで接してくれて、毎日数十通のLINEを送ってきました。そのうちにご飯に誘われてって感じです。 |
「ちょっとした気づかい」や「さりげない一言」に対して、ときめきや魅力を感じてしまうと好きになってしまうケースがあります。とくに落ち込んでいるときの思いがけない優しさは、心に響くため好意へとつながりやすくなります。
パートナーが忙しくなかなか話せないときほど、優しく寄り添ってくれる相手に「もっと話したい」と感じるようになり、次第に意識するようになるでしょう。
④一目惚れをしてしまった
結婚後に、してはいけない一目惚れをしてしまいました |
人によっては、顔や雰囲気に強く惹かれ「この人と一緒にいると楽しいかも」と直感的に思うことがあります。結婚していても心は自由なので、見た目や雰囲気だけで、突然強い好意が芽生えることがあります。
このケースは思わぬ瞬間に好きになってしまうため、事前に対応するのが困難です。
既婚者同士が好きな気持ちを抑えなければならない5つの理由とは?
既婚者がパートナー以外を好きになるという心理は、誰にでもありえることです。しかし既婚者同士の恋愛には、多くの深刻な障壁やリスクが潜んでいることも理解しなければなりません。
気持ちを抑えないまま関係が進展すると、大切な家族を傷つけたり、法的な問題に発展したりなどのトラブルが発生します。こうしたトラブルを未然に防ぐためにも好きな気持ちを抑えるべき理由を理解しておくことが大切です。
ここでは、既婚者同士が好きな気持ちを抑えなければならない代表的な理由について5つ解説します。
- 罪悪感に耐えられない
- 不倫関係にならないため
- 家庭が壊れる
- 相手に迷惑がかかる
- 周囲から白い目で見られる
①罪悪感に耐えられない
最初はありませんでした。付き合いが長くなるにつれ、お互いの子供達への罪悪感がでてきました。12年続いてましたが終わりが見えてきました。同時に相手の奥様への罪悪感も出てきました。 |
パートナー以外の男性を好きになった気持ちが本物であったとしても、配偶者や家族を裏切っているという自責の念は想像以上に重く、強い罪悪感が芽生えます。
「自分は最低なことをしているのではないか」という気持ちが常に現れるため、普段の生活に集中しにくくなります。さらに長期間続いてしまうと、精神的なストレスから体調不良になってしまうおそれもあるでしょう。
また、罪悪感は相手への想いが深まるほど増していく傾向があり、楽しいはずのコミュニケーションが「後ろめたい時間」に変わってしまいます。たとえば一緒に食事をしている最中も、ふと「これは家族に隠す行動なのではないか」という不安が頭をよぎると、せっかくの時間を心から楽しめなくなります。
②不倫関係にならないため
大概の不倫は人を欺いたり騙したり、誤魔化したりしながら自分を正当化するわけです。だから非難される。 |
既婚の男女が両想いになれば、不倫関係へと発展する可能性があります。しかし、その状態が配偶者に発覚した場合は慰謝料請求や離婚調停など大きなトラブルにつながるおそれがあります。
肉体関係をともなう不倫は法律上でも「不貞行為」に当たるため、慰謝料や裁判など金銭的負担が生じるケースは少なくありません。
さらに、不倫が原因でそれぞれの家庭が崩壊する可能性もあります。不倫は双方の家族を傷つけ、精神的、金銭的にも悪影響を及ぼす行為だとわかっているため、多くの女性は好きな気持ちを抑えます。
③家庭が壊れる
ダブル不倫が夫にバレて、夫から離婚を言い渡されてます。 |
不倫がバレれば、パートナーからの信頼が失われ、元の関係には戻れなくなります。実際に不倫が原因で離婚に至り、家庭が崩壊してしまうケースも多くあります。
さらに、不倫の末に自分が離婚しても、相手が必ずしも結婚してくれるとは限りません。不倫相手の離婚が成立しなければ、自分は家庭を失い不倫相手とも結ばれず1人になります。
もし、結婚できても双方に慰謝料や養育費などの支払いがあるため、経済的に苦しい生活になるかもしれません。
不倫がもたらすリスクは「いまの家庭」を失うだけでなく、「これからの人生」にも大きな影響を与えます。
④相手に迷惑がかかる
彼の奥様にはこれ以上ご迷惑をかけたくないと言うのと彼らの幸せや、家庭を壊すような事も出来れば避けたい |
不倫は、自分だけでなく相手のパートナーと家族を深く傷つけます。自分が傷つく覚悟を持っていても、好きな人の家庭は壊したくないと考える人は少なくありません。
不倫相手は家族からの信頼を失い、パートナーから疑いの目を向けられながら生活するため心が休まる場所がなくなるでしょう。さらに不倫相手の家庭が修復不可能と判断した場合、離婚となる場合も考えられます。家庭に子どもがいる場合は、父親または母親を失い、精神的に大きな影響を受けるでしょう。
不倫相手の家庭に及ぼす影響が大きいため、好きな気持ちを抑える既婚者女性も少なくありません。
⑤周囲から白い目で見られる
噂話や好奇な視線に耐えられず私の悪い噂のない職場で、やり直したい心境になります |
どれだけ本人たちが真剣に愛し合っていても、不倫は周囲からは「裏切り行為」「モラルに反する」と厳しい目が向けられます。また、不倫により会社に損害を与えた場合は、懲戒解雇や異動もありえます。
不倫は会社での信頼や社会的地位、収入を失う代償の大きい行為です。
さらに、家庭を大切にしている友達からは倫理観の違いや嫌悪感により、距離を置かれることもあります。既婚者の恋愛は、共感されにくい関係であり周囲からは白い目で見られるため、気持ちを抑える人も少なくありません。
既婚者同士が好きな気持ちを抑えるためにできること
既婚者を好きになってしまった場合、罪悪感や葛藤があるにもかかわらず、気持ちが深くなってしまうものです。家族を傷つけたくないけれど、この気持ちをどうコントロールすればいいのかわからないという悩みを抱えている方は少なくありません。
気持ちを抑えられず、一時の感情に任せて行動してしまうと、結果的に取り返しのつかないトラブルが発生するリスクがあります。大切なのは、感情をコントロールするための具体的な行動を起こすことです。
ここでは、既婚者同士が好きな気持ちを抑える代表的な方法を3つ解説します。
- 距離をとる
- 恋愛以外に夢中になれるものを探す
- 家族との時間を増やす
①距離をとる
会う回数を減らしたり、プライベートのやり取りを控えたりすることで、物理的・精神的にも距離をとる方法です。とくにLINEやSNSを通じて頻繁に連絡を取り合っていると感情がエスカレートしやすいため、意識的に連絡を控えるのが効果的です。
もし、職場が同じ場合でも、物理的に距離を作るだけで心の抑制力が高まります。
一時的に思い出す時間が減るだけでも気持ちが楽になります。また、物理的な距離がとれれば、心も離れるため好きな気持ちも落ち着いてくるでしょう。
②恋愛以外に夢中になれるものを探す
恋愛以外で夢中になれることに打ち込むと、気持ちを抑えられます。夢中になるものができると、頭の中が相手のことでいっぱいになってしまう状態から抜け出せるためです。
たとえば、恋愛以外で夢中になれることは、以下のとおりです。
- 仕事
- 新しい趣味
- ボランティア活動
スキルアップや趣味のコミュニティに参加すれば、恋愛以外の視野が広げられるしょう。また、成功体験や達成感を増やすことで、自分の精神的な拠り所を増やし、恋愛感情をやわらげやすくなります。
③家族との時間を増やす
気持ちがパートナー以外の男性に向いたときこそ、家族と向き合う時間を意識的に増やしましょう。たとえば、休日に家族で出かけたり、子どもと一緒に料理やゲームを楽しんだりするのがおすすめです。
家族と過ごす中で得られる安心感や信頼関係は、刺激的な恋愛感情とは違った「本物のつながり」であることに気づけます。
家庭の大切さを改めて感じると、他の人への恋心を冷静に見つめ直す機会になるでしょう。
【諦められない人へ】現在のパートナーと離婚して結ばれる
どうしても諦めきれない場合は、現在のパートナーと離婚し、新たに好きな人と結ばれる方法があります。
離婚を経て新しいパートナーとの生活を正式に始めたケースでは、周囲に後ろめたさを感じず堂々と関係を築けるといったメリットが挙げられます。
しかし離婚自体は簡単に決断できるものではなく、子どもがいる場合は親権や養育費、財産分与、慰謝料など多くの課題を同時にクリアしなければなりません。
また、新たなパートナーとの関係を早くスタートさせたい気持ちがあっても、法的手続きがあるため、時間がかかってしまいます。さらに、周囲からの視線や家族とのトラブルなど、精神的プレッシャーを抱え込みやすい点にも注意が必要です。
まとめ|あなたが本当に望む幸せを選びましょう
この記事では、既婚者同士に好きな気持ちが芽生えてしまった場合について、実際の事例や抑えるための対処法、関係を継続させる考え方まで解説しました。
既婚者同士でも恋愛感情を持ってしまうことは、誰にでも起こりうることです。
しかし、既婚者同士が配偶者以外と付き合うという状況は、一般的に不倫と判断されてしまうでしょう。もし不倫と判断されると慰謝料や離婚問題などのリスクも多くなってしまいます。また、不倫はパートナーや子どもなど、多くの人を傷つける行為です。
恋愛感情が優勢になっているときは、理性的に行動するのが難しいかもしれません。だからこそ、一時の感情に流されず冷静に判断しましょう。
自分の気持ちに向き合い、誠実な選択を重ねることが悔いのない未来につながっています。