既婚者を好きになったら、どうする?実体験の内容や心理変化、諦め方・対処法を解説
既婚者を好きになってしまうことは、どのような人でもあり得ることです。ただ、一般的には既婚者との恋愛は肯定されないことから、自身でその気持ちを抑え込んでいる人も少なくありません。
このような人の多くが「既婚者を好きになったら、どうするの?どうすればいいの?」という悩みを抱いていることでしょう。
既婚者との恋愛は通常の恋愛と違って、デリケートな問題となります。無闇な行動で大きなトラブルになってしまうおそれもあるため、実際に起きた体験や諦め方・対処法を知っておくことが大切です。
この記事では、既婚者を好きになったらどうするのかについて、実体験の内容や心理変化、諦め方・対処法を交えて解説します。
【結論】既婚者を好きになった人の多くは後悔していない
既婚者を好きになってしまった場合に、「このままで良いの?」と悩みを抱える人も少なくありません。
しかし、SNSや口コミサイトで投稿されている内容を見ると、実際に既婚者を好きになった人の多くは後悔していないことがわかります。
SNSや口コミサイトには「好きだったことに後悔はない」や「かけがえのない時間だった」という声が投稿されていました。このようなことから、既婚者を好きになった結果がどのような形であれ、好きになった人との思い出を大切にしていることがうかがえます。
一方で、「自身の旦那と考えると嫌」や「相手のパートナーとトラブルになった」という投稿も見られ、既婚者を好きになって後悔した人が一定数存在しています。
既婚者を好きになる人の心理とは?
既婚者との恋愛は一般的には認められていないことであるため、自身を非難してしまう人も少なくありません。
しかし、「既婚者を好きになる」という心理は、どのような人でもあり得ることです。そのため、まずは自身の気持ちをしっかりと受け止め、今後のアクションをどのようにしたいのかを整理することが大切です。
とくに、既婚者との恋愛で悩んでいれば、どのような心理変化で相手のことを好きになったのかを整理しておけば、今後のアクションを決めるヒントになるかもしれません。
ここでは、既婚者を好きになる人の心理について、6つ解説します。
- 大人としての安定感
- 人としての尊敬
- 相談しやすい安心感
- 一緒にいて楽しい
- 純粋な気持ちとしての好意
- 禁断の関係性に対する背徳感
①大人としての安定感
既婚男性は仕事の実績や人生経験の豊富さ、社会的な地位の高さから、独身男性にない”大人としての安定感”があるように見えます。このような安定感は心地良さに繋がり、「一緒にいると、落ち着く」という感覚を持つようになります。
とくに、普段から男性にリードして欲しいと感じる女性は、大人としての安定感を求める傾向にあるでしょう。
②人としての尊敬
既婚者・独身を問わず、一人の「人」として尊敬の念を抱いていると、自身も気づかない内に好意を寄せてしまいます。これは男性が持つ責任感や、家庭・仕事に対する姿勢などが大きな要因と言えるでしょう。
このようなケースは、とくに普段から相手の仕事ぶりを見ている職場で起こりやすいものと考えられます。
③相談しやすい安心感
普段から不安や悩みを相談している相手に好意を寄せてしまう女性も存在します。既婚男性は家庭を持っていることから、幅広い経験を積んでおり、悩みを打ち明けやすい傾向があります。
相談している中で優しくされたり、気を遣われたりすると、異性として意識してしまうでしょう。
④一緒にいて楽しい
人が好意を寄せる対象として、「一緒にいて楽しい」と思える存在が挙げられるでしょう。
たとえば、趣味で親しかったり、話す機会が多かったりという場合には相手が魅力的に写ります。相手との共通点も多くなりやすいことから、次第に好きという感情を抱く人が少なくありません。
⑤純粋な気持ちとしての好意
相手が結婚しているかを知る前に、純粋に好きになってしまうようなケースも存在します。
最近では、結婚指輪をしていない男性も多く、見た目や雰囲気だけでは結婚の有無を判断できません。そのため、「気になった男性が結婚し、家庭を持っていた」のようなこともあり、多くの女性はこの段階で諦めてしまいます。
⑥禁断の関係性に対する背徳感
既婚者を好きになる心理の中には「禁断の恋」が大きく関係しているケースがあります。人間の心理にはタブーに対して惹かれてしまう特性があり、この心理が恋愛においても働いていると考えられるでしょう。
とくに、これまでの経験で普通の恋愛ができないと感じる女性に多い傾向があります。
【実体験】既婚者を好きになった結末は?その時にどう思ったの?
既婚者を好きになった人の多くは、気持ちを内に秘め、その相手との恋愛を諦める選択をしています。
このような中、実際に「付き合えた」や「結婚できた」といった結果も存在します。一方で、良い結果だけではなく、「トラブルに発展した」のようなケースもあり、既婚者との恋愛はリスクがあることがわかるでしょう。
ただ、どのような結果であれ、既婚者を好きになったこと自体を後悔している人は多くありません。そのため、もし既婚者を好きになって悩んでいれば、まずは自身を受け入れることから始めてください。
ここでは、既婚者を好きになった結末について、実体験をもとにその時の感情も含めて紹介します。
- 行動に移さず、諦めた
- 結婚できた
- 相手のパートナーにバレた
行動に移さず、諦めた
既婚者との恋愛は周囲への相談もしづらく、このような状態を「辛い」と悩む人は少なくありません。既婚者との恋愛は発展してしまってもトラブルになる可能性が高く、このようなことも悩む原因の1つです。
このようなことから、既婚者を好きになっても行動に移さず、諦めてしまうケースが多くあります。
ただ、行動に移さなかったとしても、その相手を好きになったこと自体を後悔していない傾向にあります。既婚者を好きになったことで悩んでいれば、まずは自身のその気持ちを受け入れてあげましょう。
結婚できた
既婚者を好きになった人の一部には、相手が既婚であることを知っていても、自身の気持ちを伝える人もいます。そして、相手に気持ちが伝わり、相手がパートナーと離婚して、結果的に結婚まで至るようなケースも存在します。
稀なケースではあるものの、相手と自身が本気で向き合った故に実った結果とも言えるでしょう。
ただ、結果に至るまでの過程で、周囲からの批判や誹謗中傷などを受けてしまうおそれもあり、精神的な負担が大きい問題があります。また、自身と周囲の関係や、相手の家族など、大きな犠牲も生じるリスクが高いため、お互いが慎重に話し合うことが大切です。
相手のパートナーにバレた
既婚者との恋愛で考えるべき問題として、不倫関係がバレてしまうリスクがあることです。
もし、不倫関係がバレてしまった場合、相手のパートナーから慰謝料を請求されるおそれがあります。慰謝料はときに数百万円を超えることもあり、一般的な女性の経済的状況から踏まえると大きな負担となってしまうでしょう。
このケースでは当事者はもちろんのこと、家族や友人、職場の上司や同僚などにも大きな迷惑を与えかねません。
相手への好意が強いほど現実が見えづらくなることも踏まえて、一度、自身や相手の状況を冷静に見極めることも大切です。
既婚者を好きになった際のリスクとは?
既婚者を好きになる気持ちは、悪いことではありません。
しかし、相手の家族やその周囲の人々に迷惑かけることになります。このように既婚者との恋愛には大きなリスクが伴います。ほかにもさまざまなリスクがあることから、既婚者との恋愛を進める前に、一つひとつのリスクを把握しておくことが大切です。
ここでは、既婚者を好きになった際のリスクについて、以下の5つを解説します。
- 罪悪感や嫌悪感を抱えてしまう
- お金や時間を無駄にしてしまう
- 周囲からの信用を失ってしまう
- 大きなトラブルに発展してしまう
- 子どもが生まれた際に、辛い思いをさせてしまう
①罪悪感や嫌悪感を抱えてしまう
既婚者を好きになることは、周囲からは受け入れづらいことです。周囲の目を気にしたり、世間体を意識したりすることで、自身のメンタルに大きなストレスをかけてしまいます。
また、罪悪感や嫌悪感で精神的な疾患を患う人も少なくありません。とくに、精神的な疾患は個人の気質も大きく影響するため、メンタルに不安がある人は早めに諦めてしまうことも最善を尽くす上で大切な選択です。
②お金や時間を無駄にしてしまう
既婚者との恋愛は通常の交際と比べて、成就できる可能性は低いでしょう。
しかし、相手とのデートやその準備などで、多くのお金や時間を使ってしまいます。もし、相手との結果がうまくいかなかった場合、これまでにかけたお金や時間は戻りません。
さらに、相手が遊び目的での交際であった場合には、自身の気持ちも傷つくことになります。
③周囲からの信用を失ってしまう
既婚者との恋愛は不倫(不貞行為)として一般的には受け入れ難いものです。
二人の関係を知った周囲の人々からすれば、信用しづらい人という認識になってしまうおそれもあるでしょう。たとえば、職場の上司と部下の関係であれば、周囲から見た相手の信用も失います。
このように考えると、既婚者との恋愛はあまりにもリスクが大きいと言わざるを得ません。
④大きなトラブルに発展してしまう
既婚者との恋愛は不倫(不貞行為)に該当するため、相手のパートナーにバレると大きなトラブルになりかねません。
とくに、相手のパートナーから慰謝料の請求があった場合には、裁判沙汰まで発展してしまいます。過去の裁判でも数百万円の慰謝料の支払いを求めたケースも存在します。慰謝料の金額は、婚姻期間が長い場合や肉体関係の有無などのケースバイケースで異なりますが、経済的に大きな負担となることでしょう。
⑤子どもが生まれた際に、辛い思いをさせてしまう
既婚者の相手との間に、子どもを授かった場合には相手に認知してもらえない可能性があります。最悪のケースの場合には、相手が不倫であることを認めないために逃げるケースも考えられるでしょう。
このようなケースでは母子家庭になったり、経済的に困窮であったりと、子どもが生きていく上で辛い思いをさせてしまうかもしれません。お互いの恋愛感情だけで、生まれゆく子どもに大きな負担を強いるのは避けたい事態と言えるでしょう。
既婚者を好きになった際の5つの諦め方
既婚者との恋愛はさまざまなリスクがあり、得られるものは多くありません。
「不倫になりたくない」や「辛い思いをしたくない」と思ってしまう場合には、既婚者との恋愛を諦める選択肢を持つことが大切です。たとえば、新しい恋を始めたり、推し活をおこなったり、と諦め方はさまざまあります。この諦め方は、その人の考え方や価値観、状況や相手への気持ちの強さによって、選ぶべき方法が異なります。
そのため、自身に適した方法を実行して、既婚者の相手に対する気持ちから遠ざけていくようにしましょう。
ここでは、既婚者を好きになった際の諦め方について、以下の5つを解説します。
- その相手とは関わらない
- 親友や親に相談する
- 新しい恋を始める
- 仕事や趣味に没頭する
- 「推し」をつくる
①その相手とは関わらない
既婚者への気持ちを忘れたい際に、シンプルな方法として相手と距離を取ることが大切です。相手と距離を置くことで、次第に気持ちが薄れていく可能性があります。
普段から電話やLINEなどで連絡を取り合う場合、通知をオフにしたり、ブロックしたりといった対応も必要です。相手と物理的な距離があったとしても、連絡を取り合ってしまうと、相手との気持ちは離れづらくなるため注意が必要です。
②親友や親に相談する
既婚者を好きになったことは、周囲にはあまり相談しづらい内容です。とくに、好きになった相手が職場内の人であれば、同僚や先輩・後輩に相談すると、相手の立場も悪くなるおそれがあります。
このような状況であれば、普段から親しく会話をする親友や親に、既婚者を好きになったことを打ち明けて相談してみるのもおすすめです。親身になって相談を聞いてもらえれば、少しでも気持ちが軽くなるかもしれません。
③新しい恋を始める
既婚者への気持ちから切り替えたい場合には、思い切って好きな相手を変えてしまう方法も効果的でしょう。
今ではスマートフォン1つで、さまざまな人とコンタクトが取れます。マッチングアプリや街コン、オンラインコミュニティなどを活用すれば、今よりももっと素敵な相手と出会えるかもしれません。
新しい恋を始めることは、今の気持ちや苦しみを上書きできる良いきっかけになります。
④仕事や趣味に没頭する
既婚者への気持ちが忘れられない状態であれば、仕事や趣味に没頭することも1つの方法です。
資格取得や新たなプロジェクトへの参加などをおこなえば、自然と仕事に没頭してしまい、相手のことを考える暇がなくなります。また、趣味に没頭できれば、気持ちを落ち着かせたり、楽しさで不安な気持ちを忘れたりすることでしょう。
自己研鑽や趣味に関する新しいコミュニティに参加すれば、新たな出会いがあるかもしれません。
⑤「推し」をつくる
最近では、アイドルやアニメキャラクター、俳優やスポーツ選手などの”推し”を応援する「推し活」が流行しています。推し活では推しのグッズを購入したり、ライブやコンサートに参加したり、といった活動をおこないます。
精力的に活動していけば、既婚者の相手への気持ちも薄れる可能性が高まるでしょう。また、推し活では仲間が集まるコミュニティも存在しており、同じ”推し”の仲間との繋がりが新たな恋へと発展するかもしれません。
【諦めない人へ】相手と一緒にいるために行動すべきこと
既婚者を好きになった気持ちをどうしても諦められない場合、直接相手へ伝えるのも選択肢にあるでしょう。
しかし、このような場合にはさまざまなリスクがつきまといます。最悪のトラブルに発展しないためにも、将来的な相手との付き合い方も踏まえた慎重な行動が大切です。
最後に、既婚者の相手と一緒にいるための行動すべきことについて、以下の3つを解説します。
既婚者の相手と一緒にいるための行動すべきこと
- 相手へ気持ちを伝える
- 今後のことを相手と話し合う
- 相手のパートナーと別れてもらう
①相手へ気持ちを伝える
既婚者を好きになって諦められない場合、素直に相手にその気持ちを伝えてみましょう。
ただ、気持ちを伝える場所やタイミング、相手の状況など、相手への配慮を欠いてはなりません。また、無理に相手からの回答を求めたり、こちらで一方的に行動したり、というのは相手からの信用が得られない行動に繋がります。
本当に相手のことを思うのであれば、相手だけでなく、相手の家族のことも考えて気持ちを伝えるかの判断が大切です。
②今後のことを相手と話し合う
お互いに好きな気持ちがあったとしても、二人の関係を隠して長期的に交際することは難しいでしょう。
そのため、お互いに「このままで良いのか」や「どうなりたいか」などを冷静に整理した上で、話し合うことが大切です。お互いの気持ちだけで考えるのではなく、相手の家族状況や経済的な状況、タイミングなどによっては、諦める選択肢も入れておかなければなりません。
③相手のパートナーと別れてもらう
話し合った上でお互いが交際の道を選ぶのであれば、相手の家族との関係を整理する必要があります。相手にはパートナーだけでなく、子どもと生活をしている可能性があるため、慎重に行動しないと大きなトラブルに発展しかねません。
このような状況であっても交際を考えるのであれば、子どもの親権も踏まえて離婚してもらうようにしましょう。ただ、このような決断は相手にとって大きな負担をかけることになります。そのため、相手や相手の家族の負担も考えた慎重な行動が求められます。
まとめ|後悔しないような最善の選択を
この記事では、既婚者を好きになったらどうするのかについて、実体験の内容や心理変化、諦め方・対処法を交えて解説しました。
たしかに、「人を好きになる」ということ自体は非難されるものではありません。
しかし、「既婚者との恋愛は許されるものではない」という認識を持つ人が多く、世間体を気にして行動しなければならないのも事実です。また、既婚者の相手には、その相手のことを大切にするパートナーや子どもがいることも忘れてはなりません。
ただ、選択をするのはあなた自身です。もし、既婚者を好きになっている気持ちが本当に強いものであれば、後悔のないように選択することが大切でしょう。