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    既婚者との恋愛はしていい?「辛い」「疲れた」「諦めた」とならない5つの方法

    既婚者との恋愛はしていい?「辛い」「疲れた」「諦めた」とならない5つの方法

    既婚者を好きになった瞬間、どうしようもない罪悪感や周囲の目が気になってしまう人は少なくありません。はじめは「少し気になる相手」程度であったとしても、気づかぬうちにその想いが膨らんでしまい、後戻りできなくなるケースがあります。

    ただ、既婚者との恋愛は、「不倫」と認識され、慰謝料請求や離婚などの法的なトラブルになりかねません。

    このように既婚者との恋愛には大きなリスクがともなうため、ただの片思いですませるか、関係を深めるかの選択は慎重に判断するようにしましょう。実際にエピソードを踏まえて「ほかの人がどのように対応したのか」を理解しておくと、自身の選択にも繋がる可能性があります。

    この記事では、既婚者との恋愛について、実際にエピソードや「辛い」「疲れた」「諦めた」とならない5つの方法を紹介します。

    【意外?】既婚者との恋愛は多い!実際のエピソードも紹介

    実は、既婚者との恋愛は日常のあらゆる場面で生じやすいものです。職場や地域のコミュニティ、SNSやゲームの繋がりなど、思いがけない環境から恋愛に発展するケースがあります。

    中には、初めて出会った際には相手が既婚者であると知らずに仲を深めてしまい、好きになった後から事実を知ることもあるでしょう。

    ここでは、既婚者との恋愛について、実際のエピソードを3つ紹介します。

    ゲームサイトで繋がった人と

    ある主婦の女性は、ゲームサイトを通じて名前も、年齢も知らない男性とやり取りを始めました。はじめは何気ない雑談をしていましたが、メールを続けるうちに相手の考え方や価値観に魅力を感じるようになり、いつのまにかメールを待ちわびる自分に気づいたといいます。

    ところが、男性には交際相手がいるらしく、彼女の立場からすると「自分は既婚者なのに、相手もパートナー持ち」という状態です。背徳感に苦しみながらも、ふとしたやり取りに救われる気持ちも捨てきれません。

    相手にとっては単なるメル友かもしれないと思うと切ない反面、「メールが来ないと寂しくて仕方がない」と感じるほど依存している自分にも戸惑っていたそうです。すでに家族がいる以上、「いずれメールは終わってしまうのでは」という不安が頭を離れず、コントロールできない胸の痛みに悩まされています。

    大人の女性として冷静でいたいのに、いつのまにか片想いに陥っている自分を「痛い存在」と責めてしまう点に、罪悪感が重なってしまうようです。

    参考:Yahoo!知恵袋「既婚なのに恋をしてしまいました。...」

    職場で一緒になった社員と

    その人は既婚で子持ちの女性であり、同じく既婚で子持ちの同年代男性に対して強い恋心を抱いていました。相手は職場の別店舗の社員で、顔を合わせるのは月に1回ほどですが、今月下旬に退職するため、「もう会えなくなるかもしれない」という思いが強いようです。

    感情を表に出すことも相談することも難しく、「いい年をして恋煩いをしている自分が恥ずかしい」や「子どもがいるのにこんな気持ちになっていいのか」といった葛藤を抱えています。退職前に何らかの形で感謝を伝えたい気持ちがあるものの、相手を困らせたくないため、告白には踏み切れずにいるようです。

    このように既婚者を好きになる人の中には、誰にも話せず、思い悩む状況が続いており、辛い思いを吐き出せる場もないまま苦しんでいるケースも存在します。

    参考:Yahoo!知恵袋「既婚者なのに、恋したことありますか?...」

    マッチングアプリで繋がった相手と

    アプリで出会った男性と数回の食事を重ね、当日に肉体関係を持った既婚女性が、翌日のLINEで「もう彼女だもんね」と言われたことに驚きました。

    初めての婚外恋愛で、そうしたタイミングで関係を確認されるとは思っていなかったようです。慣れている女性なら曖昧なままでも構わないかもしれませんが、不慣れな立場の場合には相手にきちんと気持ちを伝えられるほうが安心できると感じました。

    参考:Yahoo!知恵袋「既婚者の恋愛について質問です。...」

    既婚者との恋愛は法的にも、倫理的にもアウト!ダメな3つの理由

    既婚者を好きになると、当事者間の問題だけでは終わりません。実際には、周囲を巻き込むトラブルに発展するケースが多く、慰謝料請求や離婚、親権問題などを生じて、お互いの家庭が崩壊してしまう事態になり得ます。

    このように既婚者との恋愛は大きなリスクをともなうことから、法的にも、倫理的にもアウトとされています。もし、少しでも既婚者への気持ちがある場合には、まずは一般的に既婚者との恋愛がダメな理由を理解しておきましょう。

    ここでは、既婚者との恋愛がダメな理由について、以下の3点を解説します。

    1. 「不貞行為」に該当する
    2. 子どもが生まれるリスクがある
    3. お互いの家庭が崩壊する

    ①「不貞行為」に該当する

    法律上は、不倫は「不貞行為」と位置づけられます。

    仮に、いくら相手と合意していても、相手のパートナーや家族が精神的苦痛を受けたと主張すれば、慰謝料請求が成立することがあります。場合によっては数十万〜数百万円といった高額の支払いを求められる可能性もあるでしょう。

    このようなことから恋愛感情があっても、法律の面では「他人の家庭を侵害した」という厳しい評価であることがわかります。

    参考:e-Gov 法令検索「民法 第七百七十条」

    ②子どもが生まれるリスクがある

    既婚者との関係が進み、身体的な接触がある場合は妊娠リスクは避けられません。もし、相手との子どもが生まれれば、相手の家族関係だけでなく、自分自身の人生設計にも大きな影響を与えます。

    認知や養育費などの問題が複雑化しやすく、子どもがまだ幼い場合や学生の場合は社会的に困難な立場に立たされるかもしれません。自分の将来だけでなく、子どもの人生にも責任をもつ覚悟が必要です。

    ③お互いの家庭が崩壊する

    相手にパートナーや子どもがいる場合、恋愛関係が発覚してしまえば、家庭崩壊の危機を招くおそれが高いでしょう。離婚協議で親権争いや財産分与が長期化し、当事者だけでなく親戚関係や周囲の友人まで巻き込むおそれもあります。

    とくに、子どものいる家庭では、将来にわたって深い傷を残すかもしれません。無自覚に関係を進めた結果、多くの人を悲しませてしまうリスクを見過ごしてはいけません。

    気持ちを紛らわす5つの方法

    既婚者を好きになっても「相手や周囲に迷惑をかけたくない」や「苦しい感情から抜け出したい」と思っている人は、その気持ちをほかで紛らわすしかありません。何も対応しなければ、相手への気持ちが頭から離れず、ますます苦しみが増してしまうでしょう。

    このような状態を防ぐ意味でも、気持ちの紛らわし方を知っておき、自分に合った方法を選択することが大切です。

    ここでは、気持ちを紛らわす5つの方法を紹介します。

    1. 仕事に没頭する
    2. 趣味を見つける
    3. 友人や仲間と遊ぶ
    4. 旅行や観光を楽しむ
    5. 自己研鑽する

    ①仕事に没頭する

    キャリアアップや新たなプロジェクトのリーダーを目指すなど、職場での具体的なゴールを設定して仕事に集中する方法が効果的です。

    あくまでも忙しさに溺れるのではなく、「自分は何を達成したいのか」を意識するのがポイントといえます。とくに、大きな仕事を完遂できれば、達成感を得られると同時に自己肯定感が高まり、既婚者への気持ちが薄れていくきっかけになります。

    ②趣味を見つける

    料理や写真、音楽や運動など、自分が没頭できる趣味を新しく始めると、頭の中が自然とリフレッシュされます。とくに、これまで体験したことのない趣味であれば、その体験が刺激となり、「また、やりたい」といったワクワク感が高まりやすくなります。

    趣味で新たな仲間を見つけられるため、その仲間との体験が良い思い出となるかもしれません。また、自分の視野を広げることで、「既婚者への想いが絶対ではない」と気づくきっかけになることもあります。

    ③友人や仲間と遊ぶ

    昔からの友人や気の合う仲間と過ごす時間は、ストレスを緩和する大きな助けになります。友人や仲間に深刻な悩みを打ち明けられなくても、一緒においしいものを食べたり、体を動かしたりするだけで「一人じゃない」と、孤独感を軽減できるかもしれません。

    また、友人や仲間に相手のことを相談できれば、信頼できる人からの客観的な意見を聞くことで、思い込みや焦りを抑えやすくなるでしょう。

    ④旅行や観光を楽しむ

    旅行や観光などで日常から離れると、新たな刺激や風景に心が動かされ、気持ちのリフレッシュに繋がることでしょう。旅行や観光は大がかりなものでなくても、行ったことのない近隣の都市を訪れるのもおすすめです。

    現地ならではの文化やグルメを体験すると、自分の小さな悩みが少しだけ和らいでいると感じる人も少なくありません。非日常の体験が続くと、視点を変えるチャンスにも繋がります。

    ⑤自己研鑽する

    資格勉強やセミナー参加など、今後の人生にプラスになるスキルを身につけることも、気持ちを紛らわす方法の1つです。

    たとえば、資格勉強であれば、取り組むことによって「合格」という目標までの道筋が立てやすく、また合格によって達成感が生まれ、恋愛に囚われていた時間を有意義に使えたと感じやすくなります。加えて、資格取得によって仕事や趣味におけるスキルアップも図れるため、一石二鳥の方法といえます。

    自己研鑽によって自己肯定感が育つと、自分の人生を自分の意思でコントロールしている実感を得られ、恋愛の悩みに振り回されにくくなるでしょう。

    【ただし】既婚者との恋愛ができる選択肢もある!

    既婚者との恋愛は法的にも倫理的にもリスクが大きいものですが、すべての人が気持ちを諦めなければならないわけではありません。たとえば、今のパートナーとの関係を離婚によって精算したり、パートナーから既婚者との恋愛を容認してもらったりなど、事情によっては関係を続けられるケースも存在します。

    そのため、既婚者との恋愛に悩んでいてもすぐに諦めるのではなく、「別の道」を模索してみることも可能です。

    ただし、周囲の理解が得られにくい場合や、子どもへの影響が大きい場合など、覚悟するべき負担は少なくありません。

    既婚者との恋愛で「辛い」「疲れた」「諦めた」とならない5つの方法

    既婚者に惹かれてしまった場合、関係を続ける道を選択する人も少なくありません。しかし、ズルズルと感情に流された結果、思い描いていた未来とまったく違う結末を迎えることもあり得ます。

    このような事態を避けるためにも、どのような選択肢があるのかを理解し、自身や相手、また周囲の人々の状況も踏まえた選択が大切です。

    最後に、既婚者との恋愛で「辛い」「疲れた」「諦めた」とならない方法について、以下の5点を解説します。

    1. このままの関係性を続ける
    2. オープンマリッジとして付き合う
    3. 離婚する・してもらう
    4. 不倫を覚悟で隠れて付き合う
    5. ほかの相手も探す

    ①このままの関係性を続ける

    このままの関係性を続けるというのは、互いに既婚である現状を大きく変えず、そのままの距離感で付き合う方法です。

    お互いの関係性や距離感を乱さずに済む点は気楽である一方で、長く続けば家族に知られるリスクが高まり、「いつか自然消滅するかもしれない」という不安にも苛まれます。また、密かに会う期間が長くなるほど罪悪感やストレスが蓄積しやすく、気づいたときには関係を断ち切るのが難しくなっている可能性もあります。

    ②オープンマリッジとして付き合う

    オープンマリッジは、相手のパートナーも含めて複数の恋愛を容認し合うスタイルです。近年、日本でも注目されつつあるスタイルであり、周囲も含めた人たちが反発し合わない点が大きなメリットです。

    しかし、まだまだ浸透している考え方ではないため、親族や友人からの理解が得られない可能性があります。

    関連記事:オープンマリッジって実際どう?体験談やパートナーの見つけ方を解説

    ③離婚する・してもらう

    選択肢の中には既婚者の相手との関係を諦めず、パートナーと離婚して独身になった上で改めて交際を続ける道も存在します。周囲との関係性を清算するため、すべてが終わった後は周囲を気にせずに二人だけの関係を築けるでしょう。

    ただ、子どもや財産の問題など、実際には長い時間と労力を費やす覚悟が必要になります。仮に、離婚が成立しても、周囲からの視線や元パートナーとのトラブルが尾を引くケースも考えられるため、自分と相手双方が強い意志を持っていないと乗り越えにくいでしょう。

    ④不倫を覚悟で隠れて付き合う

    倫理や法律に反しているとわかっていながら、秘密裏に関係を続ける選択肢もあります。「不倫がバレてしまう」という不安な気持ちを抱える一方で、大きな選択をしなくて済むため、行動後のプレッシャーを気にする必要はありません。

    ただ、相手と会ったり、連絡を取ったりする際に制約が課せられるケースが一般的です。連絡が取れない時間が増えるほど不安が募り、心身ともに疲れやすくなるデメリットがあります。

    ⑤ほかの相手も探す

    既婚者以外の新しい出会いを積極的に求める選択肢もあります。友人の紹介や婚活サービス、習いごとの場など、多様な出会い方を試してみることで、恋愛観をリセットできる可能性があります。

    複数の相手と話すうちに、「なぜ既婚者に惹かれたのか」「もっと自分に合う人がいるのではないか」と改めて考える契機にもなるでしょう。

    まとめ|既婚者との恋愛ができる選択肢もあるが、行動は慎重に!

    この記事では、既婚者との恋愛について、実際にエピソードや「辛い」「疲れた」「諦めた」とならない5つの方法を紹介しました。

    既婚者との恋愛は当事者同士だけの問題にとどまらず、法的な責任や周囲の混乱など多方面に影響を及ぼします。

    そのため、好きな気持ちが止められない場合でも、リスクを踏まえて行動しないと、後悔や疲弊を強く抱え込むかもしれません。また、どうしても関係を続けたい場合であれば、相手が本気で将来を考えているのか、周囲への配慮はできているのかを冷静に確かめる必要があります。

    さまざまな選択肢があることを考慮しながら、自分にとって一番後悔の少ない道を探っていきましょう。