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    【6割越】セックスレスが辛いときはどうする?夫が拒否する理由や改善策を解説

    【6割越】セックスレスが辛いときはどうする?夫が拒否する理由や改善策を解説

    「夫がセックスを拒否するのはなぜ」や「どうすればセックスレスを改善できるの」と悩む女性は決して少なくありません。

    セックスだけが夫婦関係のすべてではないとわかっていても、レスが続くと孤独感や物足りなさを感じてしまうものです。また、愛されていないと感じることから、夫婦関係がギクシャクしてしまう場合もあります。

    セックスレスを解消して満たされた毎日を送るためには、まず原因を正しく理解するのが大切です。

    この記事では、セックスレスが辛いときにどうするのかについて、夫が拒否する理由や気持ちを落ち着かせるポイントなどを解説します。

    【夫が拒否】セックスレスが辛いと悩んでいる女性は多い

    セックスレスとは特別な事情がないにもかかわらず、セックスあるいはセクシュアル・コンタクトが1か月以上ない状態のことです。

    ジェックス株式会社が実施している「ジャパン・セックスサーベイ」によると、婚姻関係にある男女のセックスレスの割合は、年々増加傾向にあるとされています。

    2024年の最新調査では、実に64.2%もの人が「配偶者とセックスレス傾向にある」と回答しており、20年前の調査結果と比較して2倍以上に増加していることが判明しています(※)。

    このような調査からも確認できるように、セックスレスは多くの夫婦が抱えている問題です。

    そのため、「なぜ私だけが」と必要以上に思い悩む必要はなく、多くの女性も同じ悩みを持っていることを理解してください。

    (※)参考:ジェックス株式会社「ジャパン・セックスサーベイ2024」

    夫がセックスを拒否する5つの理由

    夫がセックスを拒否する理由はさまざまで、必ずしも妻だけに原因があるとは限りません。たとえば、夫の身体的・精神的な問題や夫婦間のすれ違いなどが原因でセックスレスに発展することがあります。

    しかし、セックスレス状態になり、「自分に原因があるのでは?」と一人で悩んでいる方も多いでしょう。セックスレス状態を解消するためには、まずがセックスを拒否する理由を正しく把握するのが大切です。

    ここでは、夫がセックスを拒否する5つの理由を解説していきます。

    1. 仕事の疲れやストレス
    2. 性欲の減退や身体的な問題
    3. 妻を女性として見られなくなった
    4. 過去にセックスを拒否された
    5. コミュニケーション不足

    関連記事:セックスレスで辛いと悩むあなたへ。夫が拒否する理由と解消するための7つのポイント

    ①仕事の疲れやストレス

    肉体的・精神的に疲れていると、男性ホルモンの一種であるテストステロンの分泌が抑制され、性欲が湧きにくくなります。また、ストレスフルな生活を続けていると、性的欲求が後回しになる傾向があります。

    このような状態になってしまうと、配偶者からどれだけセックスを求められても応じない可能性が高いでしょう。「疲れているから」と夫からセックスを拒否されても、妻に対する愛情がなくなったわけではありません。

    引用:X

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    ②性欲の減退や身体的な問題

    加齢やライフスタイルの変化によって性欲が減退してしまうこともあります。

    とくに、もともと性欲が強くない男性の場合はセックスに対する意欲の減退が顕著に現れ、早めにレスに陥る可能性が高まります。また、勃起不全(ED)のような身体的な問題から、セックスに対して消極的になっているケースも少なくありません。

    このように、身体的な問題がある場合は男性としてのプライドが傷ついており、周囲に相談できずに一人で悩んでいる可能性もあるでしょう。

    引用:X

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    ③妻を女性として見られなくなった

    結婚生活や長い付き合いの中で、夫婦間の人間的な情は深まっていきます。一方で、家族としての意識が強くなりすぎて、妻を性的対象として見られなくなるケースも少なくありません。

    夫からすると妻が次第に母親のような存在に変わり、無意識のうちに「性的なことをしてはいけない人」と認識してしまうのです。

    出産後から夫がセックスを拒否するようになった場合は、このパターンに当てはまる可能性が高まります。実際に「妻を女性として見られなくなった」という男性の声は多く聞かれます。

    このような状態に陥っていれば、まずは夫と話し合うことが大切です。素直な気持ちを伝え、また夫からの気持ちを受け止めて、今後の対応を考えましょう。

    引用:X

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    ④過去にセックスを拒否された

    セックスの誘いを断られることは、多くの男性にとってプライドを傷つけられる経験となります。妻からセックスを拒否された経験から「もう自分から誘うのはやめよう」と心に決めてしまい、レスになるパターンもめずらしくありません。

    もし、夫からセックスを拒否されるようになったと感じたら、自分が最初に誘いを断ったことがなかったか振り返り、夫の率直な思いを聞いてみましょう。

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    ⑤コミュニケーション不足

    お互いの気持ちを深く話し合う機会が減り心理的な距離感が生じると、自然とスキンシップも減少します。スキンシップが減少すれば、必然的にセックスレス状態が定着してしまう可能性が高まってしまいます。

    また、コミュニケーション不足から生じる小さな誤解や不満の積み重ねが、セックスレスの原因になることも少なくありません。たとえば、「感謝や労いの言葉がない」「関心を向けてくれない」など、些細なことがセックスへの抵抗感につながるパターンも見受けられます。

    もし、夫とのコミュニケーションが少ないと感じていれば、小さなコミュニケーションを重ねることから始めてみましょう。

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    【実は】夫もセックスレスに悩んでいるケースがある

    夫からセックスを拒否されると「私に魅力がないのかな」と深く傷つき、辛い思いをするでしょう。しかし、夫も内心ではセックスレスに悩んでいるケースが少なくありません。

    表向きは素っ気なく妻の誘いを拒否していても、焦りや罪悪感を抱えている可能性があります。たとえば、EDのような身体的な問題を抱えている場合、夫は妻に申し訳なく思うあまり、逃げるようにセックスを拒否してしまいがちです。

    状況を理解できていないまま「私が原因なの」「他に女性を作ったの」などと問い詰めてしまうと、夫婦間のすれ違いはさらに悪化します。

    そのため、セックスレスは夫婦お互いの問題であることを再認識した上で理由を冷静に探り、共に解消できる方法を模索するのが大切です。

    セックスレスを解消する6つの方法とは?

    セックスレスの悩みは、自分一人で抱え込んでいても解消できません。また、セックスレスをすぐに解消できる万能な方法は存在しないため、焦らずに少しずつ問題を解決していくのが大切です。

    もし、解決方法を知らずに問題を放置してしまうと、お互いに理解し合えずに関係がさらに悪化するおそれがあります。セックスレスは夫婦お互いの問題であることを再認識して、二人で協力しながら状況を改善していきましょう。

    ここでは、セックスレスを解消する方法を6つ紹介します。

    1. 夫が拒否する理由を理解する
    2. コミュニケーションを増やす
    3. 自分の気持ちを素直に伝える
    4. 夫婦2人の時間を作る
    5. セックスしやすい雰囲気や環境を整える
    6. 必要に応じて専門家に相談する

    ①夫が拒否する理由を理解する

    セックスレスになる背景にはさまざまな原因が考えられます。まずは「なぜセックスを拒んでいるのか」を夫婦で話し合い、行動の裏側にある夫の心理や状況を冷静に観察して本当の理解が必要です。

    話し合いの中で「仕事が忙しくて休みたい」や「妻から拒絶されていると思っていた」などの理由が発覚する可能性があります。

    ただし、し合うときは自分の意見を押し付けたり、感情的になったりしないよう注意しましょう。感情的になってしまうと状況が悪化するばかりか、夫婦関係に溝が生まれる可能性があります。話し合う際は、夫が自分の本音を話しやすいような雰囲気作りを心がけてください。

    ②コミュニケーションを増やす

    コミュニケーションが不足していると心理的な距離が生まれ、セックスレス状態に陥る可能性が高まります。もし、コミュニケーションの少なさを実感しているのであれば、何気ない会話を増やすことから始めましょう。

    セックスに誘う場合も、深刻な表情で切り出すのではなく「最近ご無沙汰で寂しいな」と明るく冗談混じりに伝えてみるのがおすすめです。緊張感のない自然なコミュニケーションは、夫婦の距離を縮めるきっかけになります。

    ③自分の気持ちを素直に伝える

    セックスレスについて真正面から話し合い、自分の気持ちを伝えるのには勇気がいります。しかし、我慢して何事もないかのように振る舞っているだけでは、辛い状況を変えられません。

    セックスレスを解消するには「セックスできなくて寂しい」といった、自分の率直な気持ちを言葉にして伝えることが大切です。ただし、相手を非難するような言い方は避け、自分が感じている寂しさや辛さを落ち着いた口調で伝えましょう。

    妻が傷ついていることを理解できれば、夫も状況の改善に取り組んでくれる可能性が高まります。

    ④夫婦2人の時間を作る

    子どもができると夫婦だけの時間が減ってしまいます。そのため、セックスレスを解消するには、夫婦二人きりで過ごす時間を意識的に作るのも大切です。

    たとえば、二人だけのデートや旅行など非日常的なシチュエーションは、お互いに新鮮な気持ちを取り戻すきっかけになります。

    自分の親に子どもを預けるのは罪悪感を覚えるかもしれませんが、夫婦円満でいることは巡り巡って子どもの幸せにもつながります。もし、子どもを預けるのがむずかしい場合は、子どもが寝た後に一緒にお酒を飲んだり、映画を見たりするのがおすすめです。

    ⑤セックスしやすい雰囲気や環境を整える

    夫がセックスに消極的な場合、妻側から雰囲気作りをするのも効果的です。男性はロマンチックな雰囲気作りが苦手な人も多いので、妻がリードしてセックスしやすい雰囲気・環境を整えてあげましょう。

    セックスレス夫婦には、そもそもスキンシップが足りていないケースがほとんどです。ハグやキス、手をつなぐなど、日常的なスキンシップを増やせると、自然とセックスへ発展する可能性があります。

    また、寝室でアロマを炊いたり、間接照明を設置したりしてムードを演出するのもおすすめです。

    ⑥必要に応じて専門家に相談する

    最近では、夫婦関係のカウンセリングを専門におこなっている相談機関やセラピストが多数存在します。どうしても夫婦間だけで解決できそうにない場合は、専門家への相談も検討しましょう。

    セックスレスは多くの夫婦が悩んでいる問題であり、第三者の助けを借りるのは決して恥ずかしいことではありません。専門家に相談すれば客観的に状況を捉え直せるだけでなく、自分たちでは気づけなかった改善策を提案してもらえる可能性があります。

    また、夫に勃起不全やホルモン異常などの身体的な問題が疑われる場合は、泌尿器科や専門クリニックの受診も視野に入れましょう。

    セックスレスが辛いときに気持ちを落ち着かせる4つのポイント

    いろいろと努力してもすぐにセックスレスが解消するとは限りません。セックスレスの改善が思うように進まず、心が折れそうになることもあるでしょう。自分の心の健康を保つためには、気持ちの持ち方や対処法を知っておくのが大切です。

    ここでは、セックスレスで辛い気持ちを落ち着かせる4つのポイントを紹介します。

    1. ポジティブな視点を持つ
    2. 趣味に没頭する
    3. 自分で性欲を解消する
    4. 同じ悩みを持つ人に相談する

    ①ポジティブな視点を持つ

    セックスレスが続くと、「自分は女性として魅力がないのだろうか」といったネガティブな考えに捉われがちです。しかし、相手を変えようと思うのではなく、自分自身の幸せや充実感に意識を向けることで前向きになれるケースもあります。

    たとえば、「セックスがないから夫婦関係がダメだ」ではなく、「今はセックス以外の部分で夫婦の絆を強める時期かもしれない」というポジティブな解釈も可能です。

    ネガティブな感情が強くなった際は、セックス以外の夫婦関係に目を向けるのも大切です。セックスレスだからといって愛情がないわけではありません。

    ②趣味に没頭する

    セックスレスの悩みで頭がいっぱいになると、毎日そのことばかり考えて辛くなります。その場合は趣味や運動など自分の好きなことに打ち込む時間を作りましょう。自分の好きなことに熱中している時間は辛い悩みを忘れられ、良いストレス発散になります。

    興味のあることに集中しているときは、副交感神経が優位になり精神的なリラックス効果も得られます。

    また、夫と一緒に楽しめる共通の趣味を見つけるのも良いでしょう。セックス以外で一緒に楽しめる時間を過ごせば、夫婦関係を良好に保てます。

    ③自分で性欲を解消する

    性欲を満たせなくて辛い場合は、自分で解消するのもおすすめです。以前は女性のマスターベーションがタブー視される風潮もありました。しかし、最近では多くの女性がマスターベーションを日常的におこなっており、日本でもセルフプレジャーの文化が広まりつつあります。

    また、マスターベーションをおこなうと、以下の幸せホルモンが分泌されます。

    • ドーパミン
    • オキシトシン
    • エンドルフィン

    ドーパミンが分泌されると気分が前向きになります。オキシトシンやエンドルフィンはストレスを軽減する効果に期待できるでしょう。

    ④同じ悩みを持つ人に相談する

    セックスレスの悩みはデリケートな問題なので、周囲に打ち明けにくいと感じる人も多いでしょう。しかし、同じ悩みを抱える人に話を聞いてもらうだけでも、心は軽くなります。

    もし、身近にセックスレスの悩みを相談できる人がいない場合は、女性向けの相談掲示板やSNSなどで悩みを打ち明けるのもおすすめです。

    同じ境遇を持つ人たちと悩みを共有できるだけでなく、セックスレス問題を乗り越えた先輩たちから有益なアドバイスをもらえる可能性があります。

    どうしてもセックスレスが辛いときは離婚も視野に入れる

    セックスレスが原因で離婚に至る夫婦は決して珍しくありません。裁判所が公表している司法統計(2020年)によると、「性的不調和」を理由に離婚調停を申し立てた人は全体の7.7%にものぼります(※)。

    今後、セックスレスが続いたとしても、自分が本当に幸せでいられるのかを真剣に考えてください。もし、セックス以外の部分で強い愛情や信頼関係が存在し、それを優先したいと感じるのであれば、別の形で妥協点を探しましょう。

    しかし、性的な不満が人生の幸福度を大きく下げてしまうのであれば、自分の幸せのために新しい道を歩むのも選択肢のひとつです。

    (※)参考:裁判所「第19表 婚姻関係事件数-申立ての動機別申立人別」

    まとめ|自分の幸せを優先するのは悪いことではない

    この記事では、セックスレスが辛いときにどうするのかについて、夫が拒否する理由や気持ちを落ち着かせるポイントなどを解説しました。

    夫がセックスを拒否する背景には、心理的・肉体的にさまざまな理由が存在します。つまり、「セックスレス=愛情がない」ではありません。

    セックスレスを解消するためには一人で悩みを抱え込まず、夫婦間のコミュニケーションを見直し、お互いの気持ちを伝え合うのが大切です。また、必要であれば専門家の力を借りることも検討してください。

    夫婦間の大切な話題だからこそ、配偶者や自分と向き合って幸せな形を探していきましょう。