既婚者と体の関係を持つと、一時的な興味や好奇心を満たすだけでなく、その後の人生に大きな影響が及ぶ場合があります。
とくに、職場の既婚者と体の関係を持ってしまうと、仕事や周囲の人間関係に支障をきたし、深刻なトラブルへと発展しかねません。また、相手のパートナーや家族にバレた際には慰謝料請求のリスクもあるため、経済的にも、精神的にも追い詰められる危険性があります。
もし、すでに体の関係を持ってしまった場合には、慌てて行動するのではなく、既婚者の相手と慎重に今後の対処をおこなっていく必要があるでしょう。
この記事では、既婚者と体の関係を持った場合に知っておきたい対処法やリスク、実際の体験談を紹介します。
既婚者と体の関係を持ったら、不倫トラブルに!
既婚者との関係は、2人の間だけで秘密を守り続けられれば表面化しないと思いがちです。しかし、時間が経つと周囲に不自然な雰囲気を察知され、最終的に相手のパートナーや家族へ情報が伝わってしまうケースはめずらしくありません。
とくに、社内の相手であれば、噂が職場全体に広がり、あなたへの懲戒処分や退職の可能性が高まります。また、友人や家族に知られると信用を損ね、これまで築いてきた人間関係が崩壊しかねない点も大きなリスクです。
たとえ「一度だけの過ち」であったとしても、相手や状況によっては「不倫」とみなされ、法的・社会的な責任を追及されるおそれがあります。
もし、すでに体の関係を持ってしまった場合には、前提として上記のことは踏まえておいてください。
既婚者と体の関係を持った際の7つの対処法
一度でも既婚者と体の関係を持ってしまうと、気まずい雰囲気や後ろめたさを抱えながら過ごすことになるかもしれません。また、最悪の場合には「不倫」として認定され、多額の慰謝料請求を受けるリスクもあるでしょう。
どのような形であれ、自分と相手の今後をどうするのか、早めに方向性を決めないとさらにトラブルが深刻化するおそれがあります。曖昧なまま関係を続ければ気持ちの整理がつかず、長引けば長引くほど周囲にも疑念を抱かれやすくなるでしょう。
ここでは、既婚者と体の関係を持った際の7つの対処法を紹介します。
- お互いになかったことにする
- 話し合って、距離を置く
- 関係を完全に断ち切る
- セカンドパートナーになる
- オープンマリッジとして関係を続ける
- セフレになる
- 不倫と理解して、関係を維持する
① お互いになかったことにする
「今回だけの過ち」として、相手とともにこの出来事を封印する選択肢があります。この選択肢では、相手のパートナーや家族、周囲の人たちに知られなければ、その時点で「なかったこと」になり、大きなトラブルは回避できるかもしれません。
しかし、一度秘密を共有すると、互いに何かのきっかけでバレる恐怖や罪悪感を抱え続けることになります。お互いに「本当に黙っていてくれるのだろうか」と疑心暗鬼に陥る場合もあり、平穏な生活を続けられる保証はありません。
心に残ったわだかまりが精神的ストレスに繋がることも多いため、後処理を適当に済ませないよう注意が必要です。
② 話し合って、距離を置く
仕事や地域のコミュニティなどで今後も相手と顔を合わせる可能性が高い場合には、最初にしっかり話し合って「今後はどこまでの距離感で付き合うか」を決める方法があります。たとえば、連絡を控えたり、二人だけで会う機会を作らないようにしたりなど、周囲に誤解を与えないルール作りをするのです。
二人の間で気まずさを感じても、早いうちにルールを定めておけば、関係を余計にこじらせずに済むでしょう。職場で必要な業務連絡だけは最低限取り合うなどの割り切りも、後々のトラブルを防ぐために有効です。
③ 関係を完全に断ち切る
罪悪感やリスクを強く感じるなら、連絡手段や交流の場をすべて断つ決断も選択肢の1つでしょう。もし、相手が職場内の人であれば異動や転職、SNSを含む連絡先の変更など、物理的にも精神的にも相手と関わる状況を断つ方法を考えてみましょう。
関係性が深まっていれば揉める要因にもなりますが、早期に清算しておけばダメージは最小限で済む場合があります。ズルズルと関係を続けてしまうと、より大きなトラブルや深い後悔を抱えるリスクが高まるため、思いきった行動も必要です。
④ セカンドパートナーになる
相手がパートナーと離婚する意志はないとわかっていても、あえて2番手のポジションにとどまる道もあります。プラトニックな関係として、相手の「セカンドパートナー」になる道です。
ただ、自分で「割り切る」と思い込もうとするほど、感情とのギャップに苦しむケースが少なくありません。とくに、将来の結婚を望んでいる人にとっては、時間や気力を浪費する結果に繋がることもあり、自分の人生設計を再考するきっかけが必要になるでしょう。
相手が公私ともに家庭を優先している状況で、あくまで2番手の立場を受け入れることは想像以上に苦しいものです。
関連記事:セカンドパートナーとはどういう関係のこと?不倫や浮気との違いやどこまでがOKなのかも解説
⑤ オープンマリッジとして関係を続ける
オープンマリッジは、パートナー同士が互いに「ほかの人との恋愛」を容認している新しいスタイルを指します。日本ではまだ一般的ではなく、周囲の理解を得るのは難しい方法です。
しかし、もし実現できれば、相手との関係性が続けられるだけでなく、不倫による慰謝料請求などのトラブルのリスクも気にする必要はありません。
ただ、オープンマリッジは当事者だけでなく、周囲の全員が容認している状態でなければなりません。そのため、さまざまな人たちとコミュニケーションを図り、お互いの関係性を証明していく努力と覚悟が必要となります。
関連記事:オープンマリッジとは?体験者の声をもとにメリット・デメリット、相手の見つけ方も
⑥ セフレになる
肉体的欲求の発散を目的として、感情を排除した形で関係を維持する方法です。
理性では割り切っているはずでも、相手が既婚者である以上、隠し通さなければならないストレスやリスクがともないます。また、どちらかが本気になってしまった場合や、パートナーにバレた場合は、不倫と同様のトラブルに発展する可能性が高いでしょう。
気楽なつもりが実は心身に大きな負荷をかけており、「セフレのはずなのに苦しい」という声も多いのが事実です。冷静に考えると、リスクの割に得られるものが少ないといえます。
関連記事:【実体験あり】既婚者がセフレをつくる7つの理由!不倫との違いや出会う方法、リスク・注意点も
⑦ 不倫と理解して、関係を維持する
相手が既婚者であることを知りながら、あえて関係を深める選択肢もあるでしょう。
ただ、愛情が高まるほど罪悪感や周囲への後ろめたさは強くなり、相手のパートナー・家族へバレた際のリスクも増大します。最終的には、慰謝料請求や相手の家族の崩壊など、大きな問題に直面する可能性が高まります。
このようなことから、関係を維持するにしても、現実的なリスクとどのように折り合いをつけるかが重要なポイントです。社会的立場や金銭面、家族の気持ちなど多くの責任を負えないまま関係を続けるほど、後に深刻なダメージを受ける危険があります。
既婚者と体の関係を持った際のリスクとは?
既婚者と体の関係を持つことは、刺激や甘い雰囲気だけで済むものではなく、多方面に深刻なリスクをともないます。そのため、具体的にどのような不都合が起こり得るのかを認識していないと、トラブルに巻き込まれた際に対応が後手になり、大きな代償を払わなければならないかもしれません。
すでに関係を持ってしまった人は、今からでも遅くないので対策や状況整理を急いでください。
ここでは、既婚者と体の関係を持った際のリスクについて、以下の5点を解説します。
- 不倫の関係が継続する
- 慰謝料請求を受ける
- 職を失う
- 信用を失う
- 離婚を迫られる
① 不倫の関係が継続する
最初は「一回だけ」と割り切っていても、相手への気持ちや依存心が芽生えると関係を断ち切りにくくなります。恋愛感情が強まると冷静な判断が難しくなり、周囲の忠告や常識も耳に入らない状態に陥るかもしれません。
気づけば数年単位で関係を続けてしまい、自分の将来設計が崩れてしまうケースも存在します。最終的にはどちらも辛い思いをし、結果的に得るものがほとんどないまま時間だけが過ぎる可能性が高いでしょう。
② 慰謝料請求を受ける
パートナーに不倫の事実を掴まれた場合、慰謝料を請求されるリスクが生じます。関係が長期間にわたって継続していたり、悪質な場合には高額の慰謝料を求められたりすることがあります。
示談で済ませるにしても、話し合いには心身ともに大きなストレスがともない、周囲にも肉体関係があった事実が知られるおそれがあります。裁判まで発展すれば個人情報やプライバシーが公になる可能性もあり、結果として多大な負担を背負うでしょう。
③ 職を失う
社内やビジネスパートナーとしての相手と関係を持った場合、職場に発覚すると懲戒処分や解雇に繋がる場合があります。たとえば、管理職やリーダー的立場であれば「モラルの欠如」を疑われ、社内での信用を一挙に失いかねません。
たとえ形式上は処分されなくても、社内の雰囲気が悪化して働きにくくなり、自主的に退職を選ばざるを得ないケースもあるでしょう。長年築いたキャリアに傷がつくだけでなく、新天地を探す際に不倫が原因の退職という噂がついて回るリスクもあります。
④ 信用を失う
不倫は社会的に裏切り行為と認識されるため、家族や友人、知人からの信用を大きく損ねるリスクがあります。自分は「やむを得ない事情があった」と思っていても、周囲は結果だけを見て厳しい判断を下すのが実情です。
とくに、結婚を前提に交際しているパートナーが別にいる場合、不倫歴が原因で今後の結婚話が破談になることもあります。また、一度失った信用は簡単には取り戻せず、人間関係が狭まって孤独に陥る人も少なくありません。
⑤ 離婚を迫られる
あなた自身が既婚者であるにもかかわらず、別の相手と体の関係を持っている場合、パートナーに知られてしまえば離婚を迫られるリスクが大きいでしょう。
離婚となれば、子どもや親族を巻き込み、話し合いが長期化するほど精神的負担も増えてしまいます。また、実際に離婚が成立しても、不倫相手と結婚できる保証はありません。
むしろ「家庭を壊した本人」として見られ、友人や家族からの信用を一気に失う可能性があります。結果的に誰も幸せにならず、大きな代償を払う結末を迎えるかもしれません。
既婚者と体の関係を持った人たちの結末や状況を紹介
実際に既婚者と体の関係を持った人の多くは、当初は軽い気持ちであっても、すぐに精神的・社会的なプレッシャーを感じ始めるようです。
職場や地域のコミュニティなどの身近な環境であれば、毎日のように顔を合わせることから気まずさが増し、仕事や日常生活に集中できなくなるパターンもよく聞かれます。家族や友人に打ち明けることもできず、一人で抱え込んで退職や転居を余儀なくされる例もあるでしょう。
ここでは、既婚者と体の関係を持った人たちの実際の結末や状況を紹介します。
会社の人と関係を持って、後悔している...
彼女は会社の40代前半の既婚男性と関係を持ち、自分からアタックした結果、束縛や嫉妬心に苦しんでいます。
平日は会える一方、週末は家族優先で会えず、不満と後悔が募りつつも、相手と離れられない自分に悩んでいます。慰謝料や社会的信用の喪失をおそれ、早く関係を終わらせたいと考えますが、相手への思いが断ち切れず、実行に移せません。
いずれ破綻することを理解しながら、最悪の結末を迎える前に終わりにしたいと強く望みつつ、覚悟して関係性を終わらせようとしています。
参考:Yahoo!知恵袋「会社の既婚男性(40代前半)と体の関係を持ってしまい毎日後悔しています。...」
会社の上司に告白して、その日のうちに...
会社の新入社員である女性が、既婚と知らずに45歳の上司へ告白し、その日のうちにホテルへ行きました。
後日、上司が「共働きだ」と話すのを聞いてしまい、初めて既婚者であることを理解し、自分が不倫していたと知って罪悪感を抱き始めています。慰謝料請求の可能性や上司の本心への疑問から、どう行動すべきか悩んでしまっています。
参考:Yahoo!知恵袋「既婚者の上司とsexしてしまいました。...」
【疑問】既婚者男性が体の関係を持ったら、冷たくなる心理とは?
「最初は積極的にアプローチしてきたのに、体の関係を持った瞬間に相手が急にそっけなくなった」という状況は、肉体関係を持ってしまった場合の相談でよくあるパターンです。
既婚者男性の場合、浮気や一時的な刺激を求めて近づくことが多い一方で、事が済んだあとに現実へ立ち返り、リスクをおそれて態度を変える人が少なくありません。
最後に、既婚者男性が体の関係を持ったら、冷たくなる心理を解説します。
- 本気に思ってほしくない
- 責任が持てない
- 不倫でバレるのが怖い
- 体の相性が良くない
- 罪悪感で申し訳ない
① 本気に思ってほしくない
あくまで一時の好奇心や肉体的欲求を満たすだけが目的であり、真剣な恋愛感情を抱かれると困るため、あえて冷たい態度を取ります。深く関わり合うリスクを避けたい一心で、行為後に連絡を絶ったり会話を避けたりするケースもめずらしくありません。
結果として、相手側は「なぜ急に避けられるのか」と混乱し、傷つきやすくなります。
② 責任が持てない
既婚者という立場である以上、自分の家庭があるため、新しいパートナーに法的にも、経済的にも責任を負えません。行為に至った瞬間は気持ちが高揚していても、関係が公になればパートナーからの離婚や親権問題などのトラブルを免れない可能性があります。
現実的に考えて「これ以上続けるのは無理だ」と判断し、態度を急変させるのです。
③ 不倫でバレるのが怖い
家庭や職場、友人関係に不倫が露見すれば、大きなダメージを受けるのは既婚者側も同じです。慌てて距離を取るのは、「証拠が残る前に関係を断ち切りたい」という切実な思いからくる行動かもしれません。
パートナーや家族がスマホチェックをしている、周囲が噂しているなどの兆しを感じた際に、急に冷たくなって連絡を避ける男性は多いです。
④ 体の相性が良くない
不倫にはスリルという刺激がともなうため、行為に及ぶ前はお互いに高い期待を抱きやすいです。しかし、実際に関係を持ってみると、「思っていたほど満足できなかった」と感じることもあります。
純粋に体の相性が合わないと気づいた場合、情が移る前に気持ちを整理しようとする男性もいるのです。
⑤ 罪悪感で申し訳ない
既婚者としての自覚が強い人は、行為に及んだ後、強い罪悪感を抱いて自分を責める場合があります。パートナーや子どもの存在を思い浮かべ、もうこれ以上続けるわけにはいかないと決心するのです。
そうした内面の葛藤から、相手と深く関わるほど申し訳なさが募り、肉体関係の相手に対してどう接したらよいか分からなくなる男性もいます。
まとめ|既婚者との関係は危険と知った上で、冷静な判断を
この記事では、既婚者と体の関係を持った場合に知っておきたい対処法やリスク、実際の体験談を紹介しました。
既婚者と体の関係を持つことは、予想以上のリスクやトラブルを呼び込みやすい行為です。
最初はたった一度だけの過ちと思っていても、いつの間にか深みにハマってしまい、職場や周囲、あるいは家庭を巻き込む問題へ発展する危険性があります。とくに、相手のパートナーや家族にバレた場合は慰謝料請求といった問題が表面化し、社会的地位や信頼を一瞬で失いかねません。
もし、既婚者と体の関係を持ってしまった場合は、まず自分が今後どのような人生を歩みたいのか冷静に考えることが大切です。関係を断ち切るのか、割り切って続けるのか、それとも相手に離婚を迫るのかによって、その後の展開は大きく異なります。
どの選択肢にもリスクはともないますが、早めに決断するほど被害を抑えられる可能性が高いでしょう。