logo
    /

    【どこまでOK?】セカンドパートナーとのボーダーラインとは?良好な関係を築くポイントも

    【どこまでOK?】セカンドパートナーとのボーダーラインとは?良好な関係を築くポイントも

    近年、配偶者以外の2番目のプラトニックなパートナーを表す「セカンドパートナー」が注目を集めています。結婚生活の中で一線を越えずに刺激や精神的な安定を求め、セカンドパートナーに興味をもつ人も増えています。

    しかし、セカンドパートナーとの付き合いでは、「どこまでの行為なら許されるの?」と悩んでいる人も少なくありません。セカンドパートナーとの誤った行動によって、離婚に発展したり、慰謝料を請求されたりするリスクが生じるため、行為のボーダーラインを理解することが大切です。

    この記事では、セカンドパートナーとの行為がどこまで許されるのかについて、生じるリスクや対処法などを交えて解説します。

    「セカンドパートナー」とは、配偶者以外のプラトニックなパートナーのこと

    セカンドパートナーとは、「配偶者以外の第2のパートナー」を指します。恋愛感情はもっていますが肉体関係をともなわず、心のつながりを重要視するプラトニックな関係性なのが特徴です。

    結婚生活が長くなると、夫婦は恋人同士ではなく、家族へと関係が変化する傾向にあります。夫婦の間でなくなったドキドキ感や刺激を求めて、セカンドパートナーを選択する人は少なくありません。

    重要なのは、セカンドパートナーでは肉体関係を含まないという明確な境界線をもっていることです。キスやハグなど身体的接触があっても、あくまで友情の範囲内と位置づけられます。

    関連記事:セカンドパートナーとはどういう関係のこと?不倫や浮気との違いやどこまでがOKなのかも解説

    セカンドパートナーと似ている言葉の違い

    オープンマリッジやセフレ、不倫といった言葉は、セカンドパートナーと混同されがちですが、これらには明確な違いがあります。

    これらの言葉の違いを正確に把握していないと、あなたが望みと実際に築いている関係性にズレが生じ、結果的に深刻な誤解やトラブルを引き起こす可能性があります。トラブルを避けるためにも、それぞれの意味を正しく理解することが大切です。

    ここでは、セカンドパートナーと類似した用語との違いを解説します。

    • オープンマリッジとの違いは、肉体関係の有無
    • セフレとの違いは、恋愛感情と肉体関係の有無
    • 不倫との違いは、肉体関係の有無

    オープンマリッジとの違いは、肉体関係の有無

    オープンマリッジとは、配偶者の合意のもとに別の異性との性交渉を認め合う夫婦のスタイルです。一方でセカンドパートナーはプラトニックなため肉体関係は認められていません。

    結果として、オープンマリッジとセカンドパートナーでは、肉体関係の有無が異なるポイントです。

    また、オープンマリッジは夫婦間の合意のもとでの関係である一方で、セカンドパートナーにおいては夫婦間で合意があるとは限りません。

    関連記事:オープンマリッジとは?体験者の声をもとにメリット・デメリット、相手の見つけ方も

    セフレとの違いは、恋愛感情と肉体関係の有無

    セフレはセックスフレンドの略称であり、セックスを楽しむ友人関係を指します。本来、セックスは愛する相手とおこなう行為ですが、セフレの関係性では恋愛感情をともなわず、「心のつながりはなく体だけの関係」を大事にします。

    一方のセカンドパートナーは、逆に心のつながりを重視し体の関係はもたない点で対照的です。

    セカンドパートナーは「恋人未満」であり、セフレは「体だけの関係」といえるでしょう。

    関連記事:【実体験あり】既婚者がセフレをつくる7つの理由!不倫との違いや出会う方法、リスク・注意点も

    不倫との違いは、肉体関係の有無

    一般的に不倫とは「既婚者が配偶者以外と肉体関係をもつこと」です。法的にも肉体関係があった場合は不貞行為と判断され、離婚や慰謝料請求の理由になります。

    一方、セカンドパートナーは基本的に肉体関係がないため、法律上は不倫に当たらないと解釈されています。

    しかし、配偶者以外に恋愛感情を向けて親密に交際すること自体を「心の浮気」として問題視する人も多いため、どちらも注意するべき関係性です。

    【どこまでOK?】セカンドパートナーとの行為のボーダーラインとは?

    セカンドパートナーは、お互いが恋愛感情をもつ関係です。気持ちの面では一般的なカップルと大きな違いなく、スキンシップを取りたくなるでしょう。

    しかし、セカンドパートナーとの行為によっては不貞行為と判断されるリスクもあります。そのため、セカンドパートナーと行為について問題ない範囲を理解しておくことが大切です。

    ここでは、セカンドパートナーとの行為ごとの6つのボーダーラインについて解説します。

    • LINEやメールのやりとり
    • デート
    • 旅行
    • ハグ
    • キス
    • セックス

    関連記事:既婚者はどこからが浮気と判断される?不貞行為となるケース・ならないケースも解説

    LINEやメールのやりとり

    セカンドパートナーとLINEやメールでやりとりをすることはOKです。日常の何気ない出来事や悩みを気軽に共有できることこそ、セカンドパートナーの存在意義でもあるでしょう。

    しかし、LINEやメール内に肉体的な関係があることを前提とした内容のやりとりは、不貞行為に該当しやすくなるため、避けてください。

    また、自宅でも常にスマホを持ち歩いたり、パスワードを頻繁に変更したりすることによって、配偶者から不倫を疑われかねません。セカンドパートナーの存在を配偶者に知られてしまうと家庭を壊す原因になるため、注意が必要です。

    デート

    セカンドパートナーとデートをするのは許容範囲内です。デートは、カップルに限らず異性の友人と出かけるときにも用いられるため、セカンドパートナーとおこなっても問題はありません。

    ただし、配偶者や知人の目に触れると誤解を招くため、デートの場所を普段行かないエリアにしたり、歩くときは密着しないようにしたり、細部まで注意を払うことが重要です。

    また、ラブホテルや相手の自宅でのデートは、性行為がなかったとしても不貞行為に該当しやすくなるため、避けましょう

    旅行

    セカンドパートナー同士での旅行は、デートより一歩踏み込んだ行為と言えます。日帰り旅行程度であればギリギリ許容範囲と捉えるケースもありますが、基本的には慎重になるべき行動です。

    とくにお泊まりをともなう旅行は実質的にアウトと考えるのが一般的です。宿泊となれば同室・肉体関係に発展するリスクが極めて高く、不倫と疑われても仕方ありません。

    どうしても一緒に旅行したい場合は、日帰りに留めるか、宿泊する場合でも部屋を別々に取るなど徹底した線引きをしましょう。

    手を繋ぐ

    セカンドパートナーと、手を繋ぐ行為はOKです。軽いボディタッチの一種であり、性的な行為とは言えないため、比較的ボーダーラインの「安全側」と考えられます。

    ただし、デート同様、配偶者や知人に手を繋いでいるところを見られると不倫の誤解を招きかねません。職場や自宅の周辺のような、配偶者や知人に遭遇しやすい場所で手を繋ぐことは避けましょう。

    ハグ

    セカンドパートナーとハグすることはOKです。ハグは家族や友人など、配偶者以外ともする行為であるため、行為自体は必ずしも性的とは言えません。

    しかし、体が密着することで距離が縮まり、肉体関係に発展する可能性が高まります。ハグによって雰囲気が盛り上がり、キスやその先まで進展することも考えられるでしょう。

    ハグという行為自体はセカンドパートナーとしてもOKですが、相手と話し合いをして慎重におこなうことが大切です。

    キス

    キス自体はグレーとされており人によって判断が異なります。日本ではキスという行為は好きな人とおこなう印象が強く、もし配偶者に知られた場合は不倫を疑われかねません。

    「キスはNG」とする考えが多く、セカンドパートナー関係を続ける上で禁止にしている人も多数です。

    また、セックスはしないと決めていても、キスがきっかけとなり、勢いで身体の関係をもったり、関係を進展させたくなったりするおそれがあるため、しないほうが賢明です。

    セックス

    セックスは明確に肉体関係を結ぶことであり、不貞行為に該当するためNGです。

    セカンドパートナーは心のつながりを重視する関係であり、肉体関係をもつことは本来の目的とは異なります。

    配偶者にセックスした事実を知られると、離婚や慰謝料の負担義務が生じる可能性もあるため、超えてはならない一線といえるでしょう。

    また、オーラルセックスや手淫、前戯、裸で抱き合うことなどは性交類似行為とされ、セックスに至っていなくても不貞行為に該当するため、注意してください。

    セカンドパートナーと良好な関係を築く4つのポイント

    セカンドパートナーは、お互いの家庭や社会的な立場など考慮するべき点が多く、すれ違いや誤解が生じやすい傾向にあるでしょう。

    セカンドパートナーと良好な関係を築くために考慮するべきポイントを押さえていないと、感情的なもつれや罪悪感を生む原因になります。トラブルを避けるには、これらのポイントをしっかり理解しておくことが重要です。

    ここでは、セカンドパートナーと良好な関係を築くポイントとして、以下の4つについて解説します。

    1. 目的を共有する
    2. コミュニケーションを大切にする
    3. 行為の境界線を決める
    4. 「2番目であること」を理解する

    ①目的を共有する

    セカンドパートナーと良好な関係を築くためには、目的の共有が重要です。セカンドパートナーはプラトニックな関係であることが前提ですが、その目的や背景は人によって異なります。

    セカンドパートナーをもつ目的のおもな例は、以下のとおりです。

    • 配偶者以外の癒しの場所が欲しいから
    • 事情があり、離婚できないから
    • 刺激が欲しいから

    お互いの目的が違うまま付き合っても欲求が満たされないため、短期的に終わる可能性が高くなります。関係が始まる前に、お互いの目的を確認するのがおすすめです。

    ②コミュニケーションを大切にする

    セカンドパートナーは家庭を最優先する関係性なため、会う時間が限られます。よって、コミュニケーションが不足し、すれ違いや誤解が生じやすくなります。

    すれ違いや誤解を防ぐためには、コミュニケーションの質を高めることが重要です。

    具体的には以下のような内容を直接伝え合いましょう。

    • 嬉しいこと
    • 悲しいこと
    • 感謝
    • 愛情表現

    言いにくいことほど溜め込まず言葉にすることで、二人の信頼関係が深まります。

    ③行為の境界線を決める

    良好な関係を保つためには、事前に身体的な接触の境界線を決めることが重要です。

    セカンドパートナーとの行為には境界線が存在します。しかし、人によって価値観や考え方が異なるため、ハグやキスのように親密度が高まりやすい行為においては、意見が分かれる傾向にあります。

    2人の間で以下のように、具体的な境界線を決めるのがおすすめです。

    • ハグまではOKだけどキスは禁止
    • 会うのは月に2回まで
    • 旅行はしない

    一時的な感情に流されず、プラトニックな関係を保つことを心がけましょう。

    ④「2番目であること」を理解する

    セカンドパートナーは、ファーストパートナーである配偶者がいてこその関係です。関係を続ける以上、配偶者以上の立場になろうとしたり、同等に扱ってほしいと望んだりしてはいけません。

    もしセカンドパートナーを優先し始めてしまえば、既婚者側の家庭は崩壊します。

    たとえば、以下のような大切なタイミングはお互いの家族を優先しましょう。

    • 週末
    • クリスマスといったイベントごと
    • 誕生日などの記念日

    お互いに依存しすぎず、「2番目であること」を理解することが大切です。

    【注意】セカンドパートナーと肉体関係をもってしまったら…

    セカンドパートナーとの行為の境界線を理解していても、気持ちの盛り上がりや勢いで肉体関係をもってしまうおそれがあります。しかし、セカンドパートナーと肉体関係をもった場合、関係性や家庭に大きなトラブルが発生してしまうでしょう。

    トラブルを避けるためにもリスクを理解し、感情のコントロールにより一層注意することが大切です。

    ここでは、セカンドパートナーとNG行為をしてしまったときに生じるリスクについて解説します。

    • 離婚に発展する可能性がある
    • 慰謝料の支払い義務が発生する
    • 周囲からの評価に影響を及ぼす
    • セカンドパートナーとの関係性が変化する

    ①離婚に発展する可能性がある

    セカンドパートナーと肉体関係をもった場合は不貞行為となり、配偶者にバレると離婚に発展する可能性があります。

    また、キスは不貞行為に該当しませんが、肉体関係と捉える価値観もあり、配偶者は裏切られたと感じるでしょう。

    法律上は不貞行為に当たらなくても、配偶者が強いショックを受け離婚を決意するケースは十分あり得ます。

    ②慰謝料の支払い義務が発生する

    セカンドパートナーとの間で肉体関係やそれに準じた行為が確認されると、不貞行為となり、相手の配偶者は慰謝料を請求できます。

    一般的に、セックスや性交類似行為以外の行為は不貞行為に該当しません。しかし、キスやハグであっても、相手の配偶者に精神的苦痛として慰謝料の支払い義務を負います。

    配偶者から離婚とともに損害賠償を求められたり、場合によってはセカンドパートナー側も法的責任を問われたりする可能性もあります。

    ③周囲からの評価に影響を及ぼす

    セカンドパートナーとNG行為をしたことが知人や職場などにバレてしまうと、白い目で見られたり、社会的な信用を失ったりする可能性が生じます。

    たとえば、会社に知られれば人事評価に影響したり、最悪の場合異動や退職になったりする可能性もあります。

    「誰にも迷惑をかけていない」と思っていても、世間の目は厳しいものです。とくに保守的な考えの人からは不倫と同様に非難されるでしょう。

    ④セカンドパートナーとの関係性が変化する

    セカンドパートナーは肉体関係をもたないプラトニックな関係性であり、心のつながりが重視されます。しかし、NG行為をしてしまうと、二人の間の空気感はプラトニックなものから性的なものに変化します。

    二人の間で後悔や罪悪感が生まれ、以前のような純粋な心の支え合いには戻れないでしょう。

    逆に、一線を越えたことで情熱が加速しエスカレートするおそれもあります。 

    結果的に、以前のような接し方が困難になり、関係性に変化が生じるおそれがあります。

    セカンドパートナーへの気持ちが抑えられなくなったらどうする?

    恋愛における二人の関係性は、気持ちや雰囲気に大きく影響されます。そのため、セカンドパートナーと境界線についてルールを決めていたとしても、一線を超えそうになることも起こり得るでしょう。

    しかし、その一線を越えることによって、大切にしていた二人の関係が変化したり、別れという結末を迎えたりする可能性が生じます。それだけでなく、家庭を壊すことも起こりかねません。セカンドパートナーへの気持ちが抑えられなくなった場合、適切に対処することが大切です。

    ここでは、セカンドパートナーへの気持ちが抑えられなくなったときの対処法について解説します。

    • 話し合いをして境界線を再確認する
    • 一定期間距離を置く
    • オープンマリッジを検討する
    • 離婚を検討する

    ①話し合いをして境界線を再確認する

    自分の感情が高まりすぎていると感じたら、率直に気持ちを伝えて二人で話し合いましょう。胸の内を共有することで、改めてお互いの境界線を確認し直す機会を作ります。

    以下のような話し合いによって前向きに境界線を再確認できます。

    • もう少し連絡頻度を減らそう
    • 会う頻度を見直そう
    • 今後の関係性を考えようといった

    コミュニケーションによる軌道修正で再び安定した関係に戻れる可能性も十分にあるでしょう。

    ②一定期間距離を置く

    どうしても感情が抑えられない場合、一定期間距離を置くことがおすすめです。物理的な距離を作ることによってお互い冷静になれるため、自分の本心と改めて向き合えるでしょう。

    その間は趣味や仕事、他の友人との時間に目を向け、相手の存在を一旦頭から離す努力をしてみるのがおすすめです。

    距離を置いても先へ進みたい気持ちが抑えられない場合は、別れを選ぶのもひとつの手段です。

    ③オープンマリッジを検討する

    セカンドパートナーと関係を継続したいけれど、離婚したくない場合はオープンマリッジを検討しましょう。オープンマリッジとは、夫婦がお互いの合意のもとに配偶者以外の異性との恋愛や性交渉をOKとする形式です。

    お互いの夫婦間での話し合いのうえ、オープンマリッジが成立すれば、気持ちを抑える必要はなくなります。

    ただし、オープンマリッジへの同意を得られない場合は潔くあきらめることも大事です。決して裏切る形で関係を持続させてはいけません。

    ④離婚を検討する

    これまでの対処法を試しても、お互いの気持ちが抑えられなくなっているときは、セカンドパートナー以上の関係になっている可能性が高いでしょう。その場合は、最終手段として、離婚して正式にパートナーになる道も考えられます。

    ただし、離婚には配偶者や家族への大きな犠牲と影響がともないます。経済的な問題や子どもがいる場合の親権などを解決しなければなりません。

    それでも「どうしても一緒になりたい」という覚悟が固まったなら、現実的に準備を進める必要があるでしょう。

    まとめ|セカンドパートナーとの境界線を理解し、慎重な行動を

    本記事では、セカンドパートナーとの行為の境界線を、法的リスクや心理的変化、対処法と合わせて解説しました。

    セカンドパートナーとの行為の境界線は、不貞行為に該当しないことが重要なポイントです。セカンドパートナーはプラトニックであるものの、恋愛感情をともなうため、肉体関係に発展しないとは一概にはいえません。

    明確な肉体関係を除き、許されるスキンシップの境界線は人の価値観によって異なるため、二人で話し合って決めましょう。

    セカンドパートナーをもつことで精神的な余裕が生まれ、夫婦関係が円満になる一方で、ひとつの軽率な行動がきっかけで家庭崩壊につながることもあります。慎重な行動を心がけることが大切です。