夫以外の人にときめく女性の心理とは?体験談や苦しいときの対処法を紹介

結婚生活が長くなり、パートナーといること自体が「当たり前」になってしまい、ふとした瞬間に夫以外の男性へときめいてしまうことがあります。しかし、このような心理は実は同じような状況に陥った女性で起こりやすく、決してめずらしいことではありません。
ただ、実際に夫以外の人との関係性を持ってしまうと、慰謝料請求や離婚といったトラブルになってしまいます。
このような事態にならないためにも、まずは自身の気持ちを見つめ直すことが大切です。心理や要因を知ることで、その後の具体的な対処法が見つかりやすくなります。
この記事では、夫以外の人にときめく女性の心理について、体験談や苦しいときの対処法を紹介します。
【4割超】夫以外の人にときめいた経験がある女性は半数程度いる
夫以外の人へときめきが生まれることは、実はそれほどめずらしいことではありません。
株式会社KADOKAWA LifeDesignが運営するレタスクラブの調査によると、4割を超える既婚女性が「夫以外の誰かを恋愛対象として好きになったことがある」と回答しました。この調査は女性既婚者595人を対象としており、半数近くの人が夫以外に気持ちが向いてしまったことを示しています(※)
このような気持ちは、多忙な家事や仕事の中で自分自身を見失いそうになる瞬間にふと芽生えることがあります。慣れない育児やパートナーとのすれ違いが続くと、少しの優しさや共感に大きく心を動かされてしまうでしょう。
一方で、自分の気持ちに正直になれず、葛藤ばかりが募ると、結婚生活そのものへの不満を大きくしてしまうことがあるかもしれません。そうした状況を放置すれば、自分の本音がわからなくなり、パートナーとの関係修復や人生の新たなステップにも踏み出しにくくなります。
(※)参考:レタスクラブ「結婚後、夫以外の人を好きになったことがある主婦が4割以上!? 匿名アンケートの赤裸々な結果」
関連記事:旦那以外に好きな人ができた!?体験談や苦しさを抑える方法を解説
夫以外の人にときめく女性の心理
ときめきを感じる原因を知ることは、自分の気持ちを理解するうえで大切です。
理由がわからないまま「いけない」と否定しすぎると、余計に辛い気持ちを長引かせる可能性があります。また、夫にいえない不満や悩みを抱えていると、思いがけないタイミングでほかの人に救いを求めてしまうこともあるでしょう。放置すると夫婦間の信頼が崩れ、関係を修復するチャンスを失ってしまうかもしれません。
ここでは、夫以外の人にときめく女性の心理について、以下の7点を解説します。
- セックスレスが続いている
- 結婚生活がマンネリ化している
- 恋愛体質で男性への依存心が強い
- 自己肯定感が低く押しに弱い
- 辛いタイミングで優しくされた
- 夫への不満や復讐心がある
- 理想の男性像を投影している
①セックスレスが続いている
夫婦間でのセックスレスが長く続いていると、心身ともに欲求不満を抱えやすくなります。
セックスレスによって孤独感も高まってしまうため、このような状態で小さな優しさやスキンシップを感じると過度にときめきを感じる可能性が高まります。たとえば、何気ない握手や肩に触れられた際、「こんなにドキドキするなんて」と驚くケースもあるほどです。
セックスレスについてはその要因が夫婦間である可能性が多いことから、まずは夫との温度差を明確にして改善策を一緒に模索する姿勢が大切です。
関連記事:セックスレスで辛いと悩むあなたへ。夫が拒否する理由と解消するための7つのポイント
②結婚生活がマンネリ化している
長年にわたる結婚生活では、同じ日々の繰り返しによって新鮮味を失いがちです。恋人時代には当たり前であったことも実行しないでいると、気づかないうちにマンネリを加速させるかもしれません。
最初は情熱的であった夫との関係も、仕事や育児、家事に追われて一緒の時間を楽しめなくなると、心の刺激を求めてほかの男性に目が向く場合があります。ときめきを得られなくなると女性としての自信が薄れ、結果的に魅力を感じさせてくれる相手を自然と探してしまうのです。
③恋愛体質で男性への依存心が強い
常に恋愛状態でいたい人や、男性に甘えることが多い人は、ときめきの対象を見つけやすい傾向にあります。夫が忙しかったり関係が冷え込んでいたりすると、すぐに別の男性へ心を動かすことがあります。
また、精神的な依存先として、夫以外の人を確保してしまうケースもあるでしょう。このようなケースでは相手そのものではなく、「心の穴を埋めてくれる相手」にときめいてしまいます。
このような心理に気付かないままでいると、より強く誰かに依存したくなる悪循環に陥るかもしれません。
④自己肯定感が低く押しに弱い
夫との会話が少ない状況が続くと、些細な言葉でも「自分を肯定してくれている」と勘違いしやすくなります。「頑張ってるね」や「すごいね」という言葉をかけてもらうことで、その相手が自分の居場所になってしまっているかもしれません。
このような安心感は時に、夫を超える恋愛感情に変わってしまい、気づいた時にはその気持ちを抑えられなくなってしまいます。
⑤辛いタイミングで優しくされた
仕事や育児、家族問題などで心身ともに疲弊している際に、思わぬタイミングで優しくされると「この人こそ運命なのかもしれない」と感じることがあります。夫には言えない弱音を聞いてくれたり、具体的な助けをしてくれたりすると、その相手といるだけで救われた気分になるでしょう。
そうした体験が重なると「このまま夫との関係を続けるより、彼に頼ったほうが幸せなのでは」と考えるきっかけにもなります。状況によっては一時的な感情の高まりであることもあるため、落ち着いて判断する力が必要です。
⑥夫への不満や復讐心がある
夫が浮気をしたり、日頃から暴言を吐いたりして精神的に追い詰められていると、「夫もしてるから、私は大丈夫」という感情が湧くことがあります。はじめは復讐心でほかの男性と仲良くなったものの、自分も気付かないうちに本気の恋へと発展してしまいます。
気持ちのはけ口として別の異性に頼る行動は、一時的には爽快感があるかもしれませんが、根本的な問題は解決しません。むしろ、夫婦関係をさらにこじれさせて、離婚や家庭崩壊に結びつくリスクも高めてしまいます。
⑦理想の男性像を投影している
結婚生活が始まる前に描いていた理想の男性像を、別の相手に重ね合わせてしまうことがあります。「夫はこうあるべき」と抱いていた夢が現実と大きく違うと、不満を抱きながら暮らす中で似た理想を体現している人に魅力を感じるのです。
ただし、理想ばかりを追い求めていると、現在の生活や大切な人間関係を失うおそれもあるため、冷静な判断が求められます。
夫以外にときめく女性の体験談3選
夫以外の男性にときめいている女性は、葛藤や迷いを抱えながらも仕事や家庭を維持しようと努力しているケースが多い傾向にあります。そのため、同じような状況に陥った人が、どのような経緯をたどり、どのように気持ちを整理しているのかを知ると、問題を解決するヒントが得られるかもしれません。
ここでは、夫以外にときめく女性の体験談について、3つ紹介します。
①同僚への恋心がモチベーションになっている
ある20代の既婚女性は、年下の夫に深い愛情を抱きつつも、その過剰な愛情表現に少し疲れていました。このような状況で、最近、仕事で出会った年上男性の性格や仕事ぶりが魅力的に感じてしまい、打ち合わせのたびにときめきを覚えるようになりました。
しかし、女性自身は不倫や離婚を考えてはいないため、このときめきを仕事のモチベーションとして活用しているものの、夫の怠惰な部分が目につくようになり、結婚当初のドキドキ感が取り戻せないことを悩んでいます。
仕事が忙しく夫とのデート機会も減り、20代にもかかわらず気持ちが枯れてしまったと感じるなど、今後の夫婦関係に不安を抱えている状況です。
参考:Yahoo!知恵袋「旦那以外の相手にドキドキが止まりません。...」
②年下男性に癒しを求めてしまう
ある既婚女性は20代で子どもを持っており、長年のすれ違いから、近い将来に夫との離婚も決まっていました。
ある日、仲の良い独身の友人と初めて2人で会った際に関係を持ち、当初は罪悪感に苦しみましたが、今では相手のことばかり考えてしまいます。相手の男性は既婚者と関係を持った罪悪感を抱えながらも再会を求めており、女性自身も離れなければいけないと理解しつつ会う約束をしてしまう状況です。
家庭でのストレスからその相手との時間に癒しを見出しており、電話の最中につい好意を口にしてしまいそうな自分に不安を感じているようです。
最終的に周囲からの助言を受け、相手とは絶縁し離婚の準備に専念して子どもとともに生きていくと決意しました。
参考:Yahoo!知恵袋「旦那以外の人を好きになってしまいました。...」
③旦那を傷つけないように離婚したい
ある女性は夫以外に真剣に好きな相手ができてしまい、夫との離婚を考えています。夫とは当初、恋愛感情よりもセックスや扶養などのメリットをきっかけに結婚しており、今では家族や友人のような関係になっているとのことです。
ところが、本当に好きな男性と子どもを持ちたいという思いが強くなり、夫を傷つけずに離婚できる方法を模索するようになりました。夫への感謝の気持ちはあるものの、十分な金額を用意できず、「どのように話し合いを進めれば穏便に別れられるか」が最大の不安と感じています。
参考:Yahoo!知恵袋「旦那以外に好きな人ができました。...」
夫以外の人にときめいて苦しいときの対処法
夫以外の男性にときめくと、気持ちが高揚する反面で「こんなことを考えてはいけないのでは?」と罪悪感や混乱を抱くことがあります。
このような苦しい状況をそのままにしておくと、精神的な負担が増え、仕事や家事に集中できなくなってしまうかもしれません。また、家庭や職場でもぎくしゃくした雰囲気を作ってしまい、大きなトラブルの要因になる可能性もあるでしょう。
自分の感情に振り回される状態を避けるために、適切な方法で自分の気持ちや状況と向き合うことが大切です。
ここでは、夫以外の人にときめいて苦しいときの対処法を解説します。
- 自分感情を素直に受け入れる
- ときめいている相手と距離を置く
- 信頼できる人に相談する
- セカンドパートナーとして関係を構築する
- 夫にオープンマリッジを提案する
①自分感情を素直に受け入れる
自分自身の感情を押し殺すとストレスが蓄積し、心身の不調を招く可能性もあります。また、自分の感情に蓋をしたまま生活を続けると、夫との関係性や家族とのコミュニケーションにも悪影響を及ぼしかねません。
そのため、まずは「今、自分はときめきを感じているのだ」と素直に認めることが大切です。受け入れることができれば、気持ちも落ち着いていき、冷静に行動しやすくなるでしょう。
②ときめいている相手と距離を置く
気持ちをリセットするためには、会う回数や連絡頻度を減らすのが有効です。
適度な距離感を保てば「本当に相手に惹かれているのか、それとも一時的な刺激を求めているのか」を判断しやすくなります。また、自分の気持ちを見つめ直す時間も確保しやすく、冷静さを取り戻しやすくもなるでしょう。
③信頼できる人に相談する
誰にも話せずに苦しんでいると、頭の中で考えが堂々巡りになることがあります。
このような状況を打破するためには、信頼できる友人や専門的なカウンセラーに相談すると良いでしょう。客観的な意見やアドバイスを得られれば、今後の行動指針にもなり、冷静に問題と向き合えるようになります。また、共感と具体的な意見の両方をもらうと、気持ちに余裕が生まれ、自分にとって最適な選択肢を見つけやすくなるでしょう。
周囲に助けを求めることは決して恥ずかしいことではなく、むしろ自分を守る大切な行動です。
④セカンドパートナーとして関係を構築する
夫婦関係を続けながら、もう一人のパートナーを持つという考え方があります。いわゆる「セカンドパートナー」と呼ばれ、パートナー以外の人とプラトニックな関係で交際する考え方です。
セカンドパートナーを作ることで、精神的な支えや気持ちの安定が図れます。また、あくまでもプラトニックな関係に止まるため、相手に依存しないように線引きすることも可能です。
ただ、境界線を曖昧にしたままセカンドパートナーと交際すれば、一線を超えてしまうリスクもあります。自分にとって大切な人たちを傷つけないよう、常に慎重に行動を見直すことが欠かせません。
関連記事:セカンドパートナーとはどういう関係のこと?不倫や浮気との違いやどこまでがOKなのかも解説
⑤夫にオープンマリッジを提案する
最近では日本においても「オープンマリッジ」という考え方が広がっています。この「オープンマリッジ」とは、夫婦で話し合った上で、お互いがほかのパートナーを持つことを容認し合う選択肢のことです。
オープンマリッジでは肉体的な関係も容認するケースが多いため、今のパートナーとのセックスに問題があれば、ほかの人で解消できるようになります。また、お互いが容認し合っている関係であるため、不倫や浮気のリスクも気にする必要がありません。
ただし、オープンマリッジは夫婦間の自由度を高められる反面、恋愛観や価値観に大きな差がある場合に不満や衝突が生じやすいため注意が必要です。
関連記事:オープンマリッジとは?体験者の声をもとにメリット・デメリット、相手の見つけ方も
オープンマリッジを実践するなら既婚者マッチングアプリを活用しよう!
オープンマリッジを視野に入れている人や、同じような価値観を持つ相手を探したい人には、既婚者マッチングアプリの利用がおすすめです。
既婚者マッチングアプリは、ユーザーがすべて既婚者であるため、一般的なマッチングアプリとは異なり、出会った瞬間に「既婚である」ことを隠す必要がありません。また、同じ境遇を持つ人とマッチングしやすく、通常のものよりも既婚者との相性が合いやすい傾向にあります。
また、サービスによってはさまざまな機能が利用できるものもあるため、機能やサービスを活用することで、自分の運命の相手を見つけやすくなります。
まとめ|旦那以外の人へのときめきは人生を豊かにする
この記事では、夫以外の人にときめく女性の心理について、体験談や苦しいときの対処法を紹介しました。
夫以外の人へときめく気持ちは、結婚生活に飽きや物足りなさを感じた時や、夫に対する不満が解消されないまま心が疲弊している時などに生まれやすいです。こうした感情を持つ人は決して少数派ではなく、実際に行動に移すかどうかはともかく、葛藤を抱えている人は思った以上に多くいます。
ときめくこと自体は悪いことではないため、自分の感情を否定せず、なぜそう感じるのか原因を明確にすることが大切です。そして、夫婦間の問題解決や自分自身の幸せを踏まえた、慎重な選択をするようにしましょう。
視野を広げて柔軟に考えると、夫以外の人へのときめきも人生を豊かにする一歩となるかもしれません。